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2009/03/15

[NASCAR] 2009 バドワイザーシュートアウト

NASCAR
バドワイザーシュートアウト (Budwiser Shootout)
2009年2月7日 デイトナ(Daytona International speedway)
放送:G+、解説は石見周氏。
最終順位
1ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
2ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
3トニー・スチュアート(Tony Stewart)
4ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
5A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
6ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
7カール・エドワーズ (Carl Edwards)
8マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
9カート・ブッシュ (Kurt Busch)
10カイル・ブッシュ (Kyle Busch)

サブプライムローン問題などによるスポンサー減少や成績不振などで2009年に複数チーム合併により発足した新チームは3チームある。

Richard Petty Motorsports: Petty EnterprisesとGillett Evernham Motorsportsが合併。
Stewart-Haas Racing: Gene HaasはTony Stewartが共同オーナーとなり新チーム。
Earnhardt-Ganassi Racing with Felix Sabates: Dale Earnhardt Inc.とchip ganassiが合併。

バドワイザーシュートアウトは、カップシリーズのポイントは付かない開幕前のレース。今年から出場資格が変わり、各マニュファクチャラー(フォード、シェビー、ダッジ、トヨタ)の昨シーズンのポイント上位6台とワイルドカード1台の計7台ずつ、合計28台が出場できる。

エキジビションのため、レース構成は
2セグメント(前半25周、後半50周)
休憩が10分間(通常ピット作業可能)
となる。
また、リスタートの際は、常に2列(ダブルファイル)の状態から、になる。

デイトナでは後に付いて風圧を作るドラフティングパートナーの存在が重要になる。

新人ドライバーとしてジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)スコット・スピード (Scott Speed)も出場したが、クラッシュに巻き込まれてリタイア。

「今シーズンはサブプライム問題でテストができていないので、シュートアウトは良いテスト。しかし、気温が低いのでデータは使えないかもしれない。」石見氏。次の週がNASCARの初戦であるDAYTONA 500。同じコースでのレースである。

前半セグメントを終わっての順位はエドワーズ、マクマーレイ、ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)

ジュニアは、後半は速さがあり、カイル・ブッシュと前後してトップを走った。が、残り20周を越えたあたりでコース取りを誤ったのか10位以下に後退して、クラッシュに巻き込まれて大破。カイル・ブッシュも同様に後退した。

残り数周で立て続けにコーションが出て、ゴールはグリーンホワイトチェッカーとなる。コーションのたびにピットで4タイヤ交換の車がある。残り2周でのコーションでもスチュアートやケンゼス、エドワーズなどはピットで4タイヤ交換で最後のリスタートでのダッシュに賭ける作戦。

「ラウシュレーシングは今年は5台がレースに出ているが、来年は4台に減らすことになるだろう。1チームで5台持っているということはそのチームがなくなると5台減ってしまう、というリスクもある。」石見氏。

マクマーレイはコース取りがうまく車をコントロールして後続を抑え、残り2周のコーションでもリードしていた。最後の最後にハービックがハムリンに押してもらって一気に外側から伸びてマクマーレイを追い抜いたとたんに後方でクラッシュ、そのままゴール。マクマーレイはハービックを抑えようとしたが抜かれてしまったようだ。

最後のクラッシュはケーシー・メアーズがジョンソンに追突したことがきっかけだったようだ。昨年チャンピオンのジミー・ジョンソンは最後のクラッシュで大破したが、いろいろなセッティングが試せたのでよかった、とインタビューに語っていた。

トニー・スチュアートは「デビュー戦にして3位は上出来じゃないか。」と控え目ににっこりしていた。「もっと喜んでいると思いますよ。」石見氏。

「チームの実力が拮抗してきて、激しい争いになるのでは」石見氏。

石見氏のシーズン予想は、カイル・ブッシュが最有力、対抗するのがエドワーズ、とのこと。

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