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2010/12/29

伊藤 和磨 「腰痛はアタマで治す」

腰の「痛いところ」だけを意識するのではなく「つながり」として考えて痛みを取り除き予防の体操を行う。背骨のS字にフォーカスするマッケンジー法よりも幅広い症状に対応している印象だ。

前にマッケンジー体操も試してみたのだが、自分は腰の上の部分が痛くてマッケンジー体操だけでは改善しなかった。この本を読んで骨盤が傾いているの原因ではないかというヒントを得、記載されている体操をやってみたところ次の日から症状がずいぶん楽になった。

年をとると関節も経年劣化しているのが普通だそうだ。だから、腰痛のあるなしは関節が主な要因ではなく、筋肉や骨のズレなどがトリガーとなっている。変形した関節のX線写真を見せると、かえって腰痛が治らないという意識を持ってしまうのでよくない、という説が本書に紹介されている。「関節がおかしいんじゃ痛いのはしょうがない。」と思いこんで解消できるはずの痛みに耐えることになるから。

そういえば、以前にTV「カラダのキモチ」で、簡単な筋肉トレーニングを継続して行っている老人が変形関節の手術後歩けなかったのが今では休まずに数キロ歩ける、と言っていたのをみたことがあった。そのときは、筋トレと変形した関節の関連がわからず不思議だった。この本を読むと、そういうことだったのかと納得できる。

ポイントは、常に姿勢を保つことよりも、時々動かして正しい姿勢に戻してみること。デスクワーク中にもときどき廊下に出たりして腰椎から背骨の形を戻すようにすれば状態がわるくならない。そのための体操も紹介されている。

著者自身も腰痛でJリーグを引退し職を転々としていたそうだ。
腰痛がひどくなり職場に慣れたころに転職、というのは、不景気で勤務条件が厳しくなっている今だとストレスも相まってさらに増えそうだ。

腰痛の改善の施策(踏み台や作業環境調整)だけで職場の雰囲気が改善されたケースもあるそうだが、今の日本でそういった施策にお金を(わずかな額でも)使える企業は減っているはずだ。長い目で見ればそういった対策を行うことは割に合うはずなのだが。

最近発売されているマッケンジー法の本はわりと高額なので、最初にこの本を読んで不足だと思ったときに、マッケンジー本を買うようにすればいいだろう。

最後の方に書かれているぎっくり腰発生時の応急処置は知らない人が多いのではないだろうか。




2010/12/27

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第6戦 オートポリス

フォーミュラ・ニッポン

2010 第6戦 オートポリス


放送:JSPORTS
実況:ピエール北川
解説:土屋武士

予選では、アンドレ・ロッテラーがタイムを出した後にスピンしてコース上に残るというアクシデント。これが原因で赤旗中断となり、予選タイム計測が思ったように出来なかったドライバーが大量に出た。
ロイック・デュバル、J.P.オリベイラも不満気。

協議の結果、ロッテラーはこのタイムを抹消されて下位スタート。

決勝:
スタート直後のストレートで、デュバル、大嶋和也、井出有治、伊沢拓也が接触リタイア。
スタート上位の選手が、ストール気味でデュバルがその間に入り込んだが、後ろから来た石浦宏明と接触し、大嶋、伊沢、井出が接触。

SC導入となり、この間に、J.P.オリベイラ、ロッテラー、井口、平中、小暮らがピットを済ませた。
石浦もピットに入る。こちらはタイロッドが曲がっているがそのまま出る。

井口卓人
福岡県の出身。ほぼ地元レースなので出身高校から応援が500人ほどオートポリスに来ている。
8位までに入り地元でポイントを取りたい。
早目のピットインで後半はタイヤがかなり厳しい状態で山本尚貴にオーバーテイクを許すが、7位に入り初ポイント。


ケイ・コッツォリーノ
ルーキー最上位。ファステストラップも記録した。
「後半戦になってどんどんよくなっている。」(土屋)

小暮卓史
ステアリングトラブルでコースアウトしリタイア。スタンディング争いをしている中でのノーポイントのレースになってしまい、シリーズチャンピオンは不利に。

ロッテラー
J.P.オリベイラの前を走り続けて優勝。予選でのトラブルについては、「まあ、そういうこともあったけど」と。「J.P.が速いのは知っているので、向こうがどれくらいパワーを残しているか、自分にどれくらい残っているかを考えながら走っていた。」 終盤のペースはすこし抑え気味だったようだが、燃費は計算通り。

J.P.オリベイラ
SUGOでは最終ラップでガス欠をしてしまい、ポイントを逃した。おなじような燃費レースになったが無理せずに2位を確保。

平手晃平
最初にピットインせず走り続けた中では最上位に一旦出られたが、ピット後にトラブルが発生。パワーが出なくなり、ポイント圏外まで落ちてチェッカー。

燃費計算
SUGOでは大嶋が燃費レース。今回はロッテラーが燃費レースで、TOM'Sは得意なのか?「お手の物。」(土屋)
燃費の計算は、入れた量(これは時間から換算)と、車のステアリングにあるメーターに表示されるFU値(燃料の使用量)から、周回数を計算する。ところが、給油リグのハマりがわるいとかいろいろな要素があって1,2kgはズレる。

2010/12/26

[スーパーGT] 2010 第5戦 SUGO

スーパーGT

2010 第5戦 SUGO

実況:下田恒幸
解説:荒聖治、由良拓也

500クラスのポールポジションは23号車MOTUL、300は紫電。

MOTUL AUTECH GT-R
ポールポジションからのスタートは順調で、どんどんリードを広げ、途中の降雨でも安定した走行。ところが、残り20Lあたりだったか突然止まってしまった。その後、しばらくしてリスタートして何事もなかったように走り始めた。ピットレポートでは「電源がダウンした。」ほぼ勝利を手にしたとだれもが思っていた状況でのトラブルで順位を大きく下げてしまった。

KEIHIN HSV
50L付近では、3位をENEOSと争う。ENEOSが前に詰まったところを上り坂でオーバーテイク。MOTULが順位を下げたことで、ウィダーの小暮卓史とKEIHINの塚越広大がトップ争い。ウィダーが300クラスの車を避けて動いた最終ラップの下り坂でオーバーテイクし、金石、塚越ともに初優勝。

ウィダーHSV
最終ラップでオーバーテイクされた小暮卓史は「300クラスを避けたことで抵抗が生まれた。ブレーキンは踏んでいないが何メートルが損した。初めてレースカーの中で叫びました。」

ARTA HSV
ファーマンがアグレッシブなドライビング。
MJクラフト(大嶋和也)と接触、その後、PETRONAS(ロッテラー?)とも接触し、順位は上がったり下がったり。このばたばたした雰囲気が伝染してしまったようで、井出有治もピットロード出口付近で一度スピンして動かなくなったり、トラブルでピットに入ったり。

Apple 紫電
ポールポジション。「情けないことに、今ウェイトが軽いので。」と加藤寛規選手。前半の加藤のスティントを長めに設定してリードを広げ、濱口 弘がその後チェッカーまで運んだ。濱口はレースを初めて2年目で300クラス優勝。レース2年目でここまで走れて勝てるのは「うらやましいですね。」(荒)

HASEMI Z
柳田正孝とEVAの松浦孝亮がオーバーテイクバトル。
「この二人は同級生ですねぇ。」(下田)
レース後コメントで柳田は「ジュニアフォーミュラから一緒に走っている。またここで一緒に走れるとは。そのころのことを考えながら走っていた。」


GT-R
エンジンがアップデート。
空力も改善「私なんかが行くと、わかんないでしょう、っていう感じで話をされる。ドライバーはダウンフォースを感じている。」(由良)

2010/12/25

adobe digital edition のインストールエラー

adobe digital editionを勤務先でインストールしようとすると、最初のインストーラーが落ちてきたあとに、 "ダウンロードに失敗しました。resolving hostname"のエラーを出してインストーラー本体のダウンロードに失敗する。

自宅ではインストールできるので、勤務先のイントラネット上にあるプロキシーに対してDNSのリクエストを投げてしまっているのではないか、と思う。

adobeでも問題は認識されている(ただし修正されていない模様だ)。

以下のKBによれば、Adobeのインストーラは自動スクリプトや認証付きのプロキシには対応しないらしい。
Adobe Digital Editions installation fails in some proxy server networks
http://kb2.adobe.com/cps/408/kb408439.html

上記に書かれている別のKBに飛び、そこにあるスタンドアロンのインストーラを使えば良い、とのこと。

Can't install Adobe Digital Editions
http://kb2.adobe.com/cps/403/kb403051.html

手元にある電書部のepubファイルを読むために何種類かローカルなアプリケーションを試した中では、adobe digital editionが良い。

adobe digital editionの注意点は、adobeへの登録とアクティベーションが必要なことと、flashベースのアプリケーションなのでflash playerも必要になること。


adobeのebookのオンラインストアを想定しているアプリケーションらしく、ライブラリへのタイトルの追加や管理のUIは使いやすい。また、フォントは手元のPCで試した中では一番きれいに出ている。
逆に、他のリーダーで読めるファイルが一部だけ日本語フォントが表示できないことがあった。
今のところ特定のファイルだけなので、大きな問題ではないのだが、リーダーによって差があるのは不思議だ。

2010/12/19

[DTM] 2010 第8戦 オーシャスレーベン

ドイツツーリングマスターズ
DTM
2010 第8戦 オーシャスレーベン

放送:JSPORTS ESPN
実況:中島正之
解説:佐藤正勝

今シーズンはメルセデスが強い。「逆にアウディが弱い」(佐藤、中島)

オーシャスレーベンは、、、
マグデブルグという街が近い。田舎。
「周りはジャガイモ畑。朝早く行くと白い湯気が立ち込めていて幻想的な風景。」(佐藤)

予選は、ポール・ディレスタ、ブルーノ・スペングラー、マイク・ロッケンフェラー。
上位2台のメルセデスをアウディが追撃、という状態。

1コーナーが大きく回りこむ設計、パフェがトムツェックをオーバーテイク。
スペングラーが少しペースを落としで蓋になり、ディレスタが逃げる。

パフェはトムツェックとオーバーテイクバトル。

先頭は、ディレスタとスペングラー、その後ろにシャイダー。
ディレスタがピットでミスしスペングラーが前に。

シャイダーがスペングラーをパスして2位に上がるが、直後にシャイダーはタイヤをカットしてパンク。

シャイダーが遅くなったせいでスペングラーもおそくなり、ディレスタが再び先頭。

1,2位はディレスタ、スペングラー、3位にはエクストロームが入った。

「メルセデスのドライバーでチャンピオン争い。」(中島)
「アウディも空気を読まずにどんどん行ってほしい。」(佐藤)

2010/12/18

[IRC] 2010 第9戦 バルムラリー Barum Czech Rally Zlin

International Rally Challenge

2010 第9戦 バルムラリー Barum Czech Rally Zlin

最も激しいターマックラリー。

ヤン・コペッキーは地元ラリー。「自分と車を信じる。」
クリス・ミーク「今日ほど、自信のあるラリーはない。」

奴田原選手が日本人として初参戦。

DAY 1
ウィルクスは怪我から復帰で久々の登場。
SS3で鹿と衝突。SS5では木に当たる。
ハンニネンはSS5でクラッシュ。

コペッキーは28差でトップ。続いてロイクス、ブフィエ、ハンニネン、ミーク。

DAY2
コペッキーはスリックを選択。雨が降り始めてグリップがなくなりクラッシュ、リタイア。
ブフィエの車はウォーターホースが外れてしまう。

ロイクスが2位からトップに上がり、そのままフィニッシュへ。

ロイクスは走ったラリーでは3連勝。

コリン・マクレー トロフィーはコペッキーに贈られた。

2010/12/17

[NASCAR] 2010 第30戦 フォンタナ PEPSI MAX 400

NASCAR


放送:G+
解説:天野雅彦

2010 第30戦 フォンタナ PEPSI MAX 400


チェイス第4戦。ジミー・ジョンソンがポイントスタンディングでトップに。ハムリンには8ポイント差。

国歌はケニー・ロギンズ。
ジョンソンはこのコースでは5勝するコース。今回勝てばチェイスで圧倒的に有利。
コース
2マイル×200 = 400
ターン 14度、フロント11度、バック3度
ミシガンと同じレイアウトでバンクがややフラット。コースが広くラインが自由に取れる。


グリーンフラッグは、シャロン・ストーン。

スタートから、ジェイミー・マクマーレイ、マット・ケンゼス、ファン・パブロ・モントーヤ。

ラウシュ全滅
グレッグ・ビフルがエンジンブロー。「バルブが落ちたんじゃないでしょうか。」(天野)
カール・エドワーズがスローダウン。ガレージへ。
リーガン・スミスが走行中にアウト側に上がりすぎてカート・ブッシュとクラッシュ。
マット・ケンゼスがスモークを上げて走行。

と、4台ともがトラブルやクラッシュで下位に。

ボーヤー復活
シャーシ違反によりペナルティを受け、クルーチーフ、カーチーフが出場停止になっている。前レースに比べると車はよくなり、上位に出た。特に、リスタート後しばらく走ってからのペースがよくなる。
「重いと遅いようです。」(天野)
2位でフィニッシュ。


ジミー・ジョンソン
序盤は10位あたりにいたので、不調なのかと思ったが、全くそんなことはなかった。
ゴードン、ジョンソン、マーティンで5位を争うなどヘンドリック(ジュニア以外は)の車は決まっていた。
最後のスティントでは3位に上がってフィニッシュ。ハムリンが後方にいたのでさらにポイント差を広げて、5連覇に近づいた。
コメントでは「リスタートがなかったら勝てた」とのこと。

トニー・スチュアート
今シーズン2勝目。チェイスの5位に上がってきた。
トップに出てきたのは140周以降、残り7周でリスタートを決め、優勝。
友達が大けがをしたのが心配と優勝インタビューでコメント。その友達が「勝てる」と言ってくれたのだ、と。共同オーナーのハース夫妻の地元で勝てた。

デニー・ハムリン
最後尾からのスタート。今まで最後尾からスタートしたレースは20位や30位とあまりいいことが無いとTVで紹介される。
序盤には20位辺りまで上がってきたが、トップ3まで上がることができず、ジョンソンを抑えられず。トップのジョンソンにさらにポイントで差を付けられた。

山崎元 「超簡単 お金の運用術」

「ほぼベスト」であることを目指して簡単な(時間をかけすぎない)運用方法が本の初めの方に書いてあり、進むに従って少しバリエーションを提案している。

数年前に同じ著者の本を買った時は、リスクとは何かという基本から説き起こしていて理論的にはわかる、しかし、実際にどう応用したらいいのかな、と、こちらのレベルが追い付かなかったのだが、今回は、銘柄まで特定していて迷いようがない。以前はETFはあまり勧められないと書いていたような気がするが、良い商品が出てきた、ということだろうか。TOPIX連動ETFと、ニューヨーク市場のiShares MSCI KOKUSAIに4:6で投資というのが著者のおすすめ。

内容は、著者がblogなどにも書いていたものと同じなので、そこで運用方法が分かった人はあえて本書を買う必要はないだろう。


後半はコラム風に、住宅、退職金、財政破綻などについての解説。
生命保険や確定拠出年金などについての説明も分かりやすいが、だからといって情報を割愛しているわけではない。
住宅取得については、
家賃は大家さんに払って残らないが住宅は残る、という不十分な二分法で思考停止しては意味がない。住宅を買って家賃を配当してもらっていると考えてみると、利回りが低いことが多い。一方、賃貸は大家さんの利益分も積まれているので賃貸が有利とも言い切れず、市場では損得がちょうどよいところでバランスするはず
とのこと。

著者はマンションの長期的な資産価値には疑問を持っている、という点には同意できる。たぶん、マンションは古くなると資産価値はなくなるものが多いだろう(一部の高級なところを除くと)。

お金があったら(どのくらいを手元におけばいいかまで書かれている)運用してみてもいいかなと思える一冊。

しかし、この本が書かれた2008年末から日本はどんどん景気が悪くなっているというのはどうなんだ。逆にいえば投資チャンスは続いている、とも言えるわけだけど。




追記:
最近の著者のblogでは、データをさらに充実させてリスクを分析し、4:6から6:4までであれば許容範囲で、5:5がわかりやすくてよいと書かれていた。また、新興国ETFも含めて考えるなら、日本5: 先進国3.5 : 新興国 1.5でもよい、ともあった。

2010年12月10日発売の「ほったらかし投資術」(共著)では、さらに具体的ないくつかの銘柄について、投資する意味があるかどうかの評価コメントが記載されている。これによると、この本でお勧めなiSharesのMSCI KOKUSAIはまあまあ良いらしい。しかし、新興国ETFでは同じiSharesのものは「意味がない」と評価されている。ヴァンガード社のものが良いらしい。


2010/12/13

飯田泰之 「ゼロから始める経済政策」

前著「経済は損得で理解しろ」が理論を解説した基本編だとすると、この本は経済政策に焦点をあてた理論編になる。

購買力平価換算で評価した一人あたりGDPの日本の順位は、24位。ということは、日本が特殊な事情を抱えていない限り、「のびしろ」は十分にある。日本同様に高齢化している国でも日本よりも裕福な国が多くあることを考えると、「高齢化」や「少子化」が経済停滞の理由とはかんがえにくい。

では、国民が幸せになるために経済政策をどのように作って行けばいいのか。成長政策、安定化政策、再分配政策の3つについて、「今の日本」に適用するにはどうするか、という点から説明してくれる。

「ゼミナール 経済政策入門」(初心者には難しいらしい)にかわる教材として使うことを想定しているので、大学1,2年生が経済学の入門講義でレポートを書くための課題として使えるように考えられている。

特徴の一つは、理論的な背景や用語が教科書っぽく丁寧に解説されていること。

新書の経済解説本だと「今の問題」にフォーカスが当たるあまり、基礎知識は少なくなってしまう。この本はそのあたりのバランスに気を使って書かれている印象がある。

自分は「パレート改善」という概念の内容はこの新書で初めて理解した。
素人が床屋談義をするにも、この本の前半で紹介される「ティンバーゲンの定理」「マンデルの定理」は理解しておくことは必要だ。

また経済学的な観点を持ってマスコミの報道や各種委員会を冷静に眺めるべきだ。

たとえば、高速道路についての政策を考える上で、本書にあるようにインフラという観点ではなく、電力会社などと同じ政策を割り当てる案は検討してもいいのではないか。こういう論点は出てきていない(どこかの委員会の議論の中で排除されている?)。
本書の成長政策の「市場の失敗」の「外部性」についての説明の中で、公共財とは
  • 誰かが購入すると他の人に便益が及ぶ
  • 費用を払っていない人を排除できない
という性質が満たされている必要があるとなっている。実は本当の「公共財」は案外少ない。この基準で考えると、高速道路は「公共財」ではない。

ではどう考えるか。高速道路の建設の莫大な費用と比較してメンテナンスは費用が安いので、自然独占産業と考えた方がいい。したがって、それに適した政策である分社化によるヤードスティック、プライスキャップを割り当てるなどの方法がある。これが問題解決の糸口になるのではないか、というのが著者の提案だ。

結局のところ、政府の政策がまともかどうかを選挙の判断材料にする他ないとすれば、政策の評価も素人なりに経済学観点をもってしなければならないのだ。

2010/12/11

[FIA GT1] 2010 第7戦 アルガルベ

FIA GT1
2010年 第7戦 アルガルベ

放送:J-SPORTS
実況:中村義昭
解説:荒聖治

コース
 4700m
スプリンクラーを装備し、レインコンディションのシミュレーションが可能になっている。

荒聖治のコメント「海も近いし、きれい。世界で一番楽しいんじゃないか。」

予選
GT-R は、速度ではトップ3台に並ぶ。4号車(荒、ニルソン)は「バランスがよかった。」
23号車(クルム、ダンブレック)が予選トップ。
マテックのフォード5号車がオーバーテイクを見せる。
「ブレーキングが良い。」

23号車の予選優勝はGT-Rとして初。

決勝
スタートの1コーナーで接触がありマセラティがスピン。
決勝は予選よりも攻める車が多くコーナーでの接触やスピンが多発。

23号車はポールポジションからトップ走行。
しかし、ピット作業でトラブルがあり、マセラッティにパスされた。
「インパクトレンチが爆発した、とクルム選手が言ってた。」(荒)
それでもここからオーバーテイクを重ねて4位。


4号車の荒は、下りの高速コーナーでスピン、2回転して止まる。
「いきなりリアのグリップがなくなって高速コーナーでスピンしてしまった。クラッシュしなくてよかった。このまま立ち上がったらカッコイイですね。2回転していたので無理ですが。」
7位前後を走行していたがこれで順位を落としてしまった。

このレースの後で、日本に帰国していたクルムは「4位は残念だけど、スピードがあることは示せた。ヨーロッパのレースは激しい。日本のようにすぐフラッグが出ない。
日本からの応援は伝わってきているので、TVを見て全部応援してください。」

Vitaphoneマセラティ優勝。マテックフォード5号車が2位。

2010/12/10

[MotoGP] 2010 第15戦 マレーシア

MotoGP
2010年 第15戦 マレーシア


コース
5548m
右5
左10


125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

マルク・マルケスが10回目のポールポジション
スタート
テロルが先頭、マルケス、エスパルガロ、バスケス。

テロル、マルケス、エスパルガロの3人が先頭を交代しながら周回。
L7 4位以下、スミス、バスケス、コルテセが追い付いて6台の集団に。

L10 マルケスが先頭に出て引っ張る形。エスパルガロは真後ろについていく。
マルケスはエスパルガロとの差を付けられず。

L12 マルケスのコーチのアルサモラは「いいぞ」とジェスチャー。
 「マルケスはセパンで完走したことはない。ロングランのマシンの状態は把握していない。4コーナーの寝かしこみがすばらしい。」(坂田)

 L15 「スミスはブレーキングでがんばりすぎて立ち上がりが遅い。」「以前はリアブレーキを踏まなかったが、今年はリアも使っている。」(坂田)

マルケスはややリードを広げて優勝。
「勝ちパターンがいろいろある。他のライダーが見えている。」

小山は8位。「一番苦しいと思ったサーキットでシングルフィニッシュができてよかった。」

moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨

日本選手は、高橋裕紀の他に、渡辺一樹と、國川浩道。

スタート:
エリアスとルティが飛び出す。シモンはスタートで失敗して9位。
L6
 イアンノーネ、ルティ、シモン、エリアスが集団。シモンとエリアスはお互いに相手の前に出たい。
シモンがエリアスのリアタイヤを見てしまい8位まで落ちた。そこからプッシュして転倒し30位でリスタート。
ルティも転倒。

L10 高橋が転倒
L12 先頭はイアンノーネ、ロルフォ、デアンジェリス、エリアス
⇒   ロルフォ、イアンノーネ、デアンジェリス、エリアス

L14 レディングがピットに戻る。体調不良か? タルマクシが転倒。
L16 ロルフォとデアンジェリスがトップ争い。イアンノーネとエリアスが3,4位。

エリアスは4位でフィニッシュし、シリーズチャンピオンに。コメントでは「ここにいないすべての人、おじ、富沢にも感謝。」と。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:宮城光

ロレンソは9位以内に入れば自力チャンピオン。
ポールポジションはロレンソ、ピットから出ようとしてエンジンがかからず。エンジニアがかけ直してスタート。

ペドロサはもてぎでの骨折の影響で欠場。スペインでバイクに乗って練習しこのレースに出場する意欲を見せていたが、チームは止めた。2個所をボルトで留めているので次に骨折したら致命的。
オーストラリアから出場予定。

L1 ストーナーが周回を終えずに転倒。「タイヤの温まりがわるかったのか。」
ロッシはスタート失敗して11位に下がる。
L3 ロッシは11位から追い上げて4位。
ロレンソ、ドビツィオーソ、シモンチェリ、ロッシ。
⇒ロレンソ、ドビツィオーソ、ロッシ、シモンチェリ。
L4 カピロッシ、L7 エスパルガロ転倒
L9 ドビツィオーソ、ロレンソ、ロッシ
L10 ドビツィオーソ、ロッシ、ロレンソ。
ロッシは9コーナーでオーバーテイクする。上空からのヘリカメラの映像では、アウト側からの左コーナーの飛び込みが他の選手よりも手前。「他の選手がインをあけているように見える。」

5位集団は、シモンチェリ、青山、ヘイデンの三つ巴。

青山は集団の前に出るが、シモンチェリが強引にイン側に入って接触し後ろへ。

レース後コメントで「シモンチェリが強引に入ってきて接触したのでバウティスタに追いつけなくて残念でした。」しかし、MotoGP昇格以降で初のシングルフィニッシュ7位。

ロレンソは3位フィニッシュでシリーズチャンピオン。スペイン人のチャンピオンはあのクリビーレ以来。

優勝パフォーマンスは、スーパーマリオのマリオとルイジの変装したファンが出てきて、ロレンソは「GAME OVER」のボードを持つ。

ロッシは、「復活の走りができた。ヤマハ46勝目(ゼッケンと同じ)ができたことは重要。」と。ヤマハで走るレースは残り少ない。

「ドビツィオーソも最後までがんばれたことはよかった。」(宮城)

2010/12/09

[NASCAR] 2010 第29戦 カンザス PRICE CHOPPER 400

NASCAR
2010 第29戦 カンザス
PRICE CHOPPER 400

放送:G+
実況:福徳一志
解説:福山英朗

コース
1.5マイル×267 = 400.5マイル
ターン15度
D-shape オーバル

リストリクタープレートは使用しないレース。

パトリック・カーペンティア
90Lからのアンダーグリーンでピットタイミングを遅らせてリードラップへ。「キャリア初では?いまごろカナダでは大騒ぎでしょう。」(福山)

カイル・ブッシュ vs デビッド・リューティマン
53Lでリューティマンのリアからカイル・ブッシュが接触しリューティマンがスピン。155Lではリューティマンがカイルの後ろから当てに行き、リューティマンの方がスピン、カイルはウォールをヒットしてサスペンションをこわす。
「報復でしょうか?」(福山)
二人のコメントを聞くと、リューティマンは最初の接触に対して非常に腹を立てており、報復したことを認めていた。カイル・ブッシュは、チェイスを争っているのだからこういう行為はおかしい、と怒っていた。


ジミー・ジョンソン
プラクティスでスピン。ピットで24位まで落ちてそこから追い上げ。
シャーシアジャストも何度も試しながら、180Lあたりから上位集団に上がった。
最後にはグレッグ・ビフルの後ろで2位フィニッシュ。
チェイスに入ると強い、というこの数年のパターン。
デニー・ハムリンの順位が上がらずジョンソンが上位に来た。
「ジェフ・ゴードンのチームにセットアップを頼んでいた。」とコメント。ヘンドリックチームを上げて総力戦になっていたようだ。

ケーシー・ケイン
スタート後はトップを走行。車はよさそうに見えたが、中盤で故障してガレージへ。
修理してリスタートした。10Lap以上の遅れで事実上チェイスでは圏外へ。

グレッグ・ビフル
中盤には車のセッティングがはずれて遅くなった。リスタートがうまく決まり、最後にはトップに上がり、優勝。

ケビン・ハービック
予選24位から上がってきて、序盤には5位。最終的な順位も上位。
「予選にはあわせず、決勝に合わせた車を作っているのでしょう。予選は俺に任せろって感じでしょうか。」(福山)

2010/12/08

山崎元 「新しい株式投資論  合理的へそ曲がり」のすすめ」

株式投資に必要なものは運とセンスであり、運は自分ではどうしようもないが、センスは努力すれば身につけられる。このセンスとは「合理的なへそ曲がり」の精神だ、というのが本書のコアメッセージ。

運によるものとゲームとしての勝ち負けに分けて考え、ゲームに有利になるには、どのように考えればいいか、を整理している。

第2章の「株式投資の本当の常識」の目次を見るだけでも刺激を受ける人はいるのではないか。

  • 目標株価の設定は必要ない
  • 「分散投資は効率がわるい」のか
  • テクニカル分析は無益である
  • 経営者評価なんて無理!
  • インフレと株式投資の関係

など。「損切り」などのルールは有害であり、条件が変わらずに株価が下がっているのであれば有利(割安)になっている。このような、一般によく使われ、それについての本も出ている「常識」について間違っているかどうか、なぜ広まっているのかなどを説明する。

「財産形成」であれば適当なインデックスファンドなどを持っていればいい。ここから「できるならうまくやりたい」「平均より良い成績を出したい」と考えるのが「ゲーム」の世界になる。ゲームを有利に運ぶためのツールとして、これまでの理論が使えるか、という検討を加えたのが3章。さらに、行動ファイナンスの最近の成果にも検討を加えている。

有名な「美人投票」の話に例えると、美人を選ぶのではなく、長所があるが評価されていないと思われる半美人に投票するような感覚が「ゲーム」としては正しい方向性のようだ。


2010/12/06

[SBK] 2010 第13戦 マニクール

WorldSBK

SBK 2010 第13戦 マニクール

放送:JSPORTS
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

今シーズンの最終戦。
シーズンの優勝はビアッジで決定。このレースでマニュファクチャラーもアプリリアが決めて「2冠」。
また、デュカティが今シーズン限りでSBKのワークス活動を撤退することが決まり、芳賀
芳賀は、来シーズンからDFXコルセに移籍してアプリリアに乗る。

レース中は芳賀とビアッジが抜きつ抜かれつのシーンがあり、「ベイリスが引退したとき、デュカティワークスに誰が入るかという話になった。ビアッジが入りたがっていたのはみんな知っていた。しかし、チームは芳賀を選んだので、ビアッジとしては、芳賀に抜かれるのはプライドが許さない、というところがあるんじゃないか。」(八代)

クラッチロウはMotoGPに。クラッチロウは「また戻ってきてからSBKチャンピオンになればいい。」とコメントしたらしい。

ハスラムはスズキからBMWに移籍するうわさ。
ヤマハは、ラバティとメランドリの二人になる。

徐々に日本メーカーの存在感が失われているのは仕方がないことなのだろうか。
デュカティワークスにとってはまさに最終戦。

コースは、加速しながら右、左に展開する。リアに負担。


race 1

スタートから、ビアッジとギントーリがトップ争い。
ビアッジが前を抑えて、ギントーリ、ファブリツィオが続く。

前半はビアッジが先頭で、ファブリツィオ、ギントーリ、クラッチロウが続く。

L8
クラッチロウがビアッジをオーバーテイクして前に。ここからクラッチロウは徐々にビアッジを引き離す。

L11
ビアッジとギントーリのバトル。ギントーリは止まり切れずにコースアウトしエスケープゾーンから同じ場所に戻ってきた。順位を上げてはいないが、「本来もっと落ちるはずだったのがキープしたということでしょう」(八代)
しかし、ギントーリはセっていたため、そのまま走り続けて黒旗にも気がつかない。

残り2周
チェカ、ビアッジ、ハスラムが3台の2位争い。

Last Lap
最後のシケインでハスラムがインに入り、ビアッジは縁石側へ。縁石が高いためジャンプした隙にビアッジをチェカもオーバーテイク。
「ハスラムに感謝しないとね」(チェカ)

race 2

スタート
ギントーリ、ビアッジ、芳賀、ファブリツィオ

ファブリツィオが芳賀に接触しつつパスして行く。
「これを見ていると、昨年、芳賀君がチャンピオンを取れなかった原因はファブリツィオにあると思う人が多いのではないか。実際そうだと思う。」(八代)

芳賀は徐々に遅れて行く。
「芳賀のフロントタイヤからのインフォメーションがないのでは。」(八代)

L9
ギントーリ、ビアッジ、クラッチロウ
から
ビアッジ、ギントーリ、クラッチロウ。

ギントーリはビアッジをオーバーテイクしようとしてリズムが狂ったのか、4位に下がり、後ろから来たファブリツィオが前に。

ビアッジ、クラッチロウ。ここから離れてファブリツィオとギントーリ。

パルクフェルメでは、ファブリツィオがバイクの上でしばらく動かなかった。

2010/12/04

[SBK] 2010 第12戦 イモラ

World Superbike
2010年 第12戦 イモラ
放送:JSPORTS ESPN
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

コース:
左回り。抜きどころが多く、見る側、走る側に楽しいコース。

予選のスーパーポールは、トム・サイクス(カワサキ)が初ポール。
雨の予選でジョナサン・レイがクラッシュし鎖骨骨折で決勝を欠場。

レース
race 2でビアッジが次戦のマニクールでもシリーズポイントで追いつかれない差を付けて、シリーズチャンピオンを獲得。ハスラムはrace 2でリタイアとなってしまいシリーズ2位。
サイクスは、2レースとも素晴らしい走りで表彰台には乗れなかったが、ポールがまぐれではないことを示した。

「カワサキのエンジンは速いというのはシーズンを通して言われていたことだが、前半はシャーシが決まらなかった。ここにきてシャーシも決まってきた。この調子ならサイクスには来年の残留をチームは希望するのではないか。」(八代)

race 1
スタートは、サイクス、ハスラム、シュムルツ、コーサー。
ビアッジが2度コースオフして順位を最大で13位まで落とした。

サイクスはオーバーペースでタイヤを消耗し、徐々に下げる。
変わってランツィがトップに出て、後ろにチェカ、ハスラム。
チェカは残り5,6周で前にでてハスラムが続く。
最終ラップ、ハスラムはチェカをオーバーテイクするがブレーキングが間に合わずコースオフ。5位チェッカー。

ハスラムが下がったことで芳賀が3位に入った。
チェカ、ランツィ、芳賀でフィニッシュ。

「ハスラムはブレーキングが遅いのが分かっていたので脅威ではなかった。」(チェカ)
「トップを走っていたのは良く覚えていない。来年のためにもここで表彰台が取れてよかった。」(ランツィ)


race 2
スタート
サイクス、ハスラム、ビアッジ、ランツィ。
前半から、チェカが次々とオーバーテイクしてトップ。
トップに立ってからは自分のペースで引き離す。

2位のサイクスをオーバーテイクしようとしたビアッジとハスラムがコースオフ。
「もしかしたら、ミスを誘う間合いを持っているのかもしれませんね。」(八代)

L11でハスラムが白煙を上げてストップ。この時点でビアッジのチャンピオンが決まった。
ビアッジはここから大事に走り5位チェッカー。

後方から上がってきた芳賀がサイクスをオーバーテイクして2位に。
サイクスはクラッチロウを抑えながら3位を走行したが、最後にクラッチロウに抜かれて4位。

「race 1でコースアウトしたが転倒しなかったのであきらめなかった。race 2 はセッティングを変更したらよい感触で走れた。」(ビアッジ)

ビアッジはイタリア人では初のSBKチャンピオン。

「芳賀は滑らかな走りが戻ってきた」(八代)。2レース連続の表彰台。

2010/12/03

[IndyCar] 2010 第14戦 マイアミ CAFE DE BRASIL 300

IndyCar

2010 第14戦 マイアミ CAFE DE BRASIL 300

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮

start command は、エリオ・カストロネベスとトニー・カナーンのブラジル人二人。
これはスポンサーがブラジルのコーヒー生産者協同組合だから。

ダリオ・フランキティはウィル・パワーに自力で確実に勝つためには、最多リードラップを取って優勝すること。
もちろん、パワーが下位に行けばダリオの条件も緩くなる。

スタートはガナッシの2台が前、ウィル・パワーは3番手に。周回を重ねるごとにパワーは7位まで下がる。
ダリオがトップ、その後ろにディクソン。カナーンが3番手まで上がる。
ペンスキーのチームからの指示は「協力してパワーを引っ張れ。」

「ディクソンはダリオを抜かず後ろにいて防壁になればいい。」(松浦)

L55
リスタート。ブリスコー、ダリオ、カナーンが3ワイドでトップ争い。ブリスコーは一旦トップに立つがその後下がる。「ブリスコーがダリオを抑える」ことで最多リードラップの獲得を邪魔するという作戦も考えられたのだが。

L136
ウィル・パワーがウォールをヒット。このあと、車のサスペンションなどが壊れてしまい、修理して再スタートしたが、最終的にはリタイア。
「オーバーテイクのとき、外に出過ぎた。タイヤカスに乗ってしまった。」(パワー)

パワー脱落の後、ダリオはトップから下がり燃費走行に。

173L
ダリオのすぐ前で周回遅れのミルカ・デュノーがスピンしてクラッシュ。ダリオはできた。
 ダリオは10位以内でのフィニッシュが条件。

先頭は、ディクソン、ダニカ・パトリック、カナーンがバトルしながら走行し、この順番でフィニッシュした。
ダリオは8位でフィニッシュし、シリーズ優勝。

2010/12/02

[NASCAR] 2010 第28戦 ドーバー AAA 400

NASCAR

2010年 第28戦 ドーバー

放送:G+
実況:福徳一志
解説:福山英朗

モンスターマイル
おなじみのコンクリートサーキット
1マイル×400
ターン24度、フロント、バックストレッチ 9度

福山さんはここがデビューレース。「なぜドーバーでデビューするんだ。」とみんなに聞かれたそう。
それだけ難しくコーションも多いサーキット。

国歌はジェシー・ジェームズ。

レースサマリー
トニー・スチュアート、クリント・ボーヤー、カート・ブッシュがピットロードスピードオーバーでドライブルスルー。「ジョンソンパターン」(福山)で流れがジョンソンにあり、トップを走っていたアルメンディンガーがアンダーグリーンピットを済ませ、ジョンソンなどが未ピットのところでコーション発生。ここで、ジョンソンがトップに上がり、カイルやバートンを振り切って優勝。

クリント・ボーヤー
前回レース後の車検違反についてコメント。「ワイルドな一週間だったね。これまでのことは忘れてがんばる。」ピットロードスピードオーバーでペナルティ。
車が決まっておらず上位で勝負できるようすではなかった。
クルーチーフ、カーチーフが出場できないということの影響もあるだろう。

A.J.アルメンディンガー
「NASCARの走り方をつかみましたね。」(福山)
トップ走行時のアンダーグリーンピットの後にコーション発生でラップダウンになり勝負できる位置ではなくなった。しかし、ここから、自力ラップバックして10位フィニッシュ。車はかなり速かった。


マット・ケンゼス

ジョンソンの勝利をほぼ決定付けたコーションの原因。スローパンクチャーを起こし、ピットインしようとしたが、ピット入口でタイヤに異常があってブレーキがかからなかった。もう1周回る間にバーストしてシャシーが破損、コーション発生につながった。

梶原しげる 「口のきき方」

言葉づかいを切り口にしたエッセー風読み物。
一つ面白いのは、著者が社会人入学した大学院での研究成果の紹介。

若者言葉の一つである曖昧な表現「いちおう」、「とか」、「みたいな」などを使う若者は、
こうした若者言葉をたくさん使う若者は、余り使わない人に比べて、自己主張能力、すなわち自分の言いたいことをきちんと相手に伝える力をより強く持っている
一方でこうしたあいまい言葉を多用する人は
そのもとにある心理は、必要以上に密着することを避けよう、深入りは勘弁してほしいという、ある程度の距離を置いた付き合い方を求める傾向が
 という結果が見て取れるそうだ。

最後には、「秘伝 口のきき方」という章があり、
  • 自己開示
  • オープン・クエスチョンとクローズ・クエスチョン
  • 腹式呼吸
  • 採用面接のコツ
などが同じようなエッセー風に書かれている。

ここを読むと簡単にできそうに思えて、腹式呼吸の練習をしてみた。
集中して練習するときにはできるのだが、実際に仕事でしゃべっているときには腹式呼吸が自然にできるようにはなっていないので、胸式になってしまう。

2010/12/01

[MotoGP] 2010 第14戦 もてぎ

MotoGP
2010年 第14戦 もてぎ


富沢祥也の追悼式典が行われ、ご両親にメモリアルプレートの贈呈など。48は永久欠番となった。
レースではほとんどの選手がカウル、ヘルメットなどどこかに48シールや富沢の顔写真を貼って走った。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

スタート直後、ストレートでフォルガーとバスケスが転倒。最終コーナーの立ち上がりでファーガーハーグが転倒。「逆バンクぽくなっているのでアクセルを開けて行くと転倒がありがち」(坂田)

 トップは、テロル、マルケスの2台の争い、小山は5、6位でモンカヨ、ラバトと集団。
「モンカヨのマシンがストレートで速い。これを抜くためにコーナーで小山が頑張るしかない。これを繰り返すとタイヤに負担。モンカヨがいなければ前に追いつけるペースだが。」(坂田)

残り2Lapでタイヤが限界を超えてしまい、小山が転倒。
「小山の走りはチャンピオン争いをしたKTMの頃に戻ってきている。」(坂田)
マルケスはテロルを9Lapでオーバーテイクした後は差を広げた。

スポットの日本選手では、大久保光、山本剛大の全日本の1,2位がそのまま16,7位でフィニッシュ。

旧型のアプリリアの能力を引き出して上位を争う小山の走りは若い日本選手にも届いただろうか。

moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

スタート:
エリアス、シモン、高橋裕紀、レディング

高橋は旋回性が他車に少し劣っているようで、大周りするコーナーがありインを刺される。
後半は攻めれば攻めるだけ車体が暴れてしまったと本人が言うようにペースが上がらず、デアンジェリス、アブラハムにオーバーテイクされた。

「デ・アンジェリスが突っ込み重視で、高橋選手はそれほどでもない。」(坂田)

フィニッシュ後の高橋は残念そう。

モリワキの森脇尚護は、水曜日のトレーニング中に車が跳ねた石を左目に当ててしまい、血がたまっていて瞳孔が開いたまま。距離感がつかめない、という状態で予選でも転倒があり、決勝は欠場。午前中は走ったが決勝は危険との判断。

エリアスの勝利コメントでは、モリワキのホームレースだし、祥也にもホームレースなので勝てて良かった、と。

MotoGP
解説:辻本聡

ペドロサが予選で転倒し鎖骨骨折。
ドビツィオーソがポールポジションスタート。
ロレンソは予選後にエンジンを載せ替え。

スタートでドビツィオーソが出るが、すぐにトップにストーナーが出た。
ストーナーはそのリードを広げて走りきった。

ロッシとロレンソは、ロレンソリードのまま、後半まで2台で走る。
ラスト2Lapでバトルになり、S字で1,2度サイドバイサイドから接触し、ロッシが前に。
ロレンソは最終Lapdでオーバーテイクするが、ロッシがインから刺し返す。ロレンソは再び狙うが前に出られず、4位。
後日、全日本ロードレースでサーキットバスで中野真矢さんが「S字のこのあたりでロッシとロレンソが接触しましたね。」と解説してくれた。

青山博一は、一旦は16位まで落ちてそこからオーバーテイクを重ね、最後には10位の自己最高。

2010/11/30

[高校] 前期の諸費用

座間総合高校の1年生前期に発生した費用のメモ。

1. 修学旅行費用:
2年生で行く修学旅行の行き先は1年の9月に選択し費用引き落としが始まる。
行き先は2つから選択。海外(マレーシア)か東北(青森)。
青森の費用は75000円程度。海外の場合は10万円程度必要とのこと。
分割か一括のどちらかで引き落とし。

2. 文化祭のクラスTシャツ代: 950円 現金で支払い。

3. 諸会費 10800円
PTA会費2400
教育振興費3600
生徒会費2400
図書費1200
環境整備費1200

引き落とし口座は、入学時に設定している。

学校の引き落としにPTA会費が混入するのはあまり好ましくないというのは各地で指摘されていることだが、実運用優先の処置ということだろう。

2010/11/28

[MotoGP] 2010 第13戦 アラゴン

MotoGP
2010年 第13戦 アラゴン

ハンガリーGPがリーマンショック後の世界同時不況の影響で開催中止になった。その影響で、リザーブだったアラゴンGPが13戦として開催される。スペイン国内のGPは、へレス、カタルニア、アラゴン、バルセロナの4戦が開催されることになる。

モーターランドアラゴン
5078m
左回り
左10 右5
2009年に完成したサーキット。ティルケの設計。

前戦サンマリノで富沢祥也選手が亡くなったことから、追悼の意味で全選手が48のゼッケンや富沢へのメッセージを思い思いの場所に付けている。エリアスはもし勝てたらその勝利を富沢に捧げる、と話した、という。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

マルケスがポール。

スタート後、マルケスが転倒。クルメナッハーがイン側の縁石に乗り上げて転倒し、マルケスを撃墜。
マルケスは悔しがったがリスタートはできずノーポイント。クルメナッハは危険な行為により黒旗提示。

トップはエスパルガロ。
テロルはエスパルガロをパスしてトップに立ち、
テロル、エスパルガロ、スミス、コルテセ、バスケス、小山が大きなトップ集団。

テロルの後ろにエスパルガロ がついた形で二人で抜けだす。
テロルは一旦少しスパートして様子をみるがエスパルガロを引き離せないので、こう着状態。

最終ラップでエスパルガロは最後のバックストレートで逆転し、そのまま優勝。
「最後にテロルがブロックラインを取る走りに切り替えた。イン側を走る距離が少し長すぎそのためスピードが落ちてしまった。」

 国王が表彰台の1位にカップ贈呈に登場。

 moto2
解説:青木拓磨
イアンノーネがポールからトップに。
スタートの1コーナーでパッシーニ、バルドリーニ、エルナンデス、ニエト、バルデスが巻き込まれるクラッシュ。125ccと同じようにイン側で転倒したライダーに巻き込まれた形。

スタートからイアンノーネは逃げる。
エリアスはスタートで後続に巻き込まれ12位まで下がる。
10Lでエリアスが5位に上がる。
トップのイアンノーネは9秒程度先に出て、2位集団はコルシ、シモン、タルマクシで構成された3人。エリアスがここに近づくとともに、コルシが遅れ始め、エリアスに抜かれる。
シモン、タルマクシとエリアスは1.7秒差。

イアンノーネは9秒程度前に、シモン、タルマクシの後ろ1秒弱でエリアスがフィニッシュ。

motoGP
解説:宮城光

ロレンソは富沢選手のヘルメットのデザインをSHOEIから送ってもらい自分のヘルメットのプリントを変えている。

スタートではロレンソとストーナーがトップ争いし、ストーナーがトップで最初のラップを回る。
ペドロサはスタートの加速が鈍く5位に落ち、そこから徐々に上がる。

ストーナー、ロレンソ、ヘイデン、スピーズの後ろからペドロサ。

 ペドロサはスピーズとヘイデンをオーバーテイクして、ロレンソの後ろに。

「YAMAHAはホンダのバイクよりもトップスピードが遅い。ドゥカティはYAMAHAよりも速度が出るが、燃費を考慮して遅くなっている場合もある。」(宮城)

ストーナー、ペドロサ、ロレンソ、ヘイデンの順でレースは進行。

Lap10でペドロサはストーナーの背後に接近して1秒を切る。
ここからストーナーがスパートをかけてペドロサを再び離す。
ペドロサのピットには、あの自転車ロードレーサーのインデュラインがいる。

ヘイデンはロレンソの背後についたまま最後の周回まで付かず離れず。
最終コーナーの3つ前あたりでイン側にヘイデンが入ってロレンソをオーバーテイクし、そのままフィニッシュ。

ロレンソはピットに帰った後、すぐにピット裏に姿を消した。4位になり表彰台を逃がしたのは今シーズン初。

ロッシは8番スタートから6位まで上がった。
ドビツィオーソはスピーズのすぐ後ろを走ったが最終ラップで転倒。

2010/11/27

[DTM] 2010 第7戦 ブランズハッチ

ドイツツーリングカーマスターズ
2010年 第7戦 ブランズハッチ
2010/9/3 - 9/5

放送:JSPORTS ESPN
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

ショートコースの1929mを98Lap。
「バターになっちゃう。バターになっちゃうがわかんない人はお母さんかお父さんに聞いてください。」(佐藤氏)

コースが狭く抜きどころがないので予選とスタートが大切。

スタートからディレスタがリード。その後ろに、スペングラー、ティモ・シャイダー、パフェ、エクストローム。

エクストロームがラルフ・シューマッハと接触。リアが壊れ、スローダウンしたところで、スージー・ストダードとも接触。
エクストロームはここでリタイアしてノーポイント。シリーズ優勝はもう無理か。

ラルフが後ろから当たったことでエクストロームのリアが壊れてしまったらしい。
「ラルフは激しすぎだ。」とエクストローム。
スージーは、「エクストロームはもうスローダウンしてしまっていたんだから、よけてくれてもよかったのに。コーナーで彼がブレーキを踏んだので当たってしまったわ。」

ストッダードはリペアしてリスタートした。

モレーナが2度目のピットをかなり後に引っ張り、シャイダーとパフェの間に出た。

ディレスタ、スペングラー、シャイダー、モレーナ、パフェ。

パフェは抜いて前に出たいが、このままフィニッシュ。

ディレスタはリードを広げたまま優勝。

2010/11/26

[NASCAR] 2010 第27戦 ロードン

NASCAR

2010年 第27戦 ロードン SYLVANIA 300

実況:藤田大介
解説:桃田健史

1.7km × 300
ほぼフラット。ターンは2から7度。

チェイス初戦


レースサマリーとその後

クリント・ボーヤー優勝。しかし、水曜日の車検で規定違反発覚により、150ポイント減点。
リアシャシーの車高が高いなどの違反。
クルーチーフ、カーチーフが6レース出場停止。
ハムリンは「ガレージでは一か月前から知っている話だ。1,2週間のことじゃない。」
これにハービックがカチンときて予選でハムリンに接触(たぶん、わざと)。
チームは、レース後にトラックでプッシュしてもらって移動したときにたわんだのだ、と主張。

デイル・アーンハート・ジュニア
良い走りをしていたのだが、ピットで前方の車と交錯してピットアウト時に少しバックして切り返す。これで緊張感が切れたと文句を言い、順位を下げた。しかし、結局、このとき下がったことでクラッシュを避けることができ、最終的にはシングルフィニッシュ。
この順位を走っていると、大丈夫かなあ、と心配になるが、何事もなくフィニッシュできた。

ジェイミー・マクマーレイ
チェイスメンバー以外でトップ争いをしていた。
今年はビッグレースに勝っていながら他のレースのポイントが悪くチェイスに残れず。
「マクマーレイが好調だったのでマクドナルドが資金をNASCARに集中させ、IRLに回らなかった。IRLのニューマン・ハースにお金が行かずに武藤のチームメートのグレアム・レイホールが参戦するのが遅くなった。それで武藤が一台体制で苦労した。」(桃田)


クリント・ボーヤー
トップ集団を走っていても「リスタートは好きじゃない」とのことで、トップに出られないことがたびたび。しかし、車は決まっているのでその後で追い上げられる。

トニー・スチュアート
トップを走行できる車でステイアウトによりトップに出た。しかし、ガソリンの計算がぎりぎりだったようで最終ラップにガス欠でスローダウン。ボーヤーがスピンターンをしている横でやっとフィニッシュ。

ジミー・ジョンソン
カート・ブッシュのスピンでブレーキングしてコース上でスピン。これで順位が下がって20位以下に。

カート・ブッシュ
サム・ホーニッシュとセッティングを変えている。そのため、1レースで2台のデータがたまる。
「サムホが速かったらそんなことはやらないんでしょうけど。」(桃田)

2010/11/25

荻上チキ 「社会的な身体」振る舞い・運動・お笑い・ゲーム

フジテレビの日曜日午前6時ごろに放送している「週刊TV批評」という番組がある。主にその週のTVの報道について有識者を招待して短い時間でコメントする、というもの。
放送時間が早いので毎回見てはいない。2010年後半には、TV(マスコミ)とインターネットの関係、という切り口で何回か放送があった。

寝ぼけながら見ているのであまり正確ではないが、TVとインターネットは対立的ではなく補完的だ、というのがフジテレビ的には「落としどころ」になっているように思う。この本の著者である荻上チキが出演した回も一度見た。持ち時間がかなり短く、言い足りない感じ・聞き足りない感じが残った。

この本の最初の章にある「有害メディア」論と「社会的身体」の説明を読んで自分の中の考えが整理できた。4章の中で、「マスコミ」とインターネットの関連についても説明を試みている。

特に、面白かったのは、インターネットが出てきて新聞やTVの重要度が下がったわけではなく、むしろ、マスコミの強化に加担したりもするし、掲示板ユーザーは、実は、情報源として新聞などに依存している、という点だ。

簡単に言えば、テレビや新聞で取り上げられたニュースが、ブログや掲示板などでの議論を呼び起こすのであって、逆のケースはきわめて少ないということだ(あるいは、「ネットで話題の」という口実付けか、イレギュラーな「仰天ニュース」として取り扱われる場合がほとんどである)。
PTAに関わっていた2年間で感じたインターネットやケータイについてのアプローチの揺れは、ケータイを新しい「社会的身体」として獲得してはいるのだが、その「身体」の位置づけについての社会的なコンセンサスがないので、ふらふらしている、ということなのだろう。

元になったso-net上での連載から大幅にアップデートされているので、最近の話題も取りこまれていて実例が新鮮なのも良い。 インターネットやメディアについて書かれた本はすぐに古臭くなってしまうからなあ。

2010/11/24

松岡 圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 」シリーズ

海老名駅の三省堂で物色中に表紙だけ見てシリーズのIをジャケ買いしてしまった。
かなり薄い本なのでその日のうちに読み終わり、続編のIIとIIIを買って読了。

1の最後には、2へ続く、という案内と、このエピソードは2で完結する、という情報が書かれている。

ストーリーは、ヒロインの凛田莉子が事件を解決する。1は、莉子が鑑定士になるまでの簡単な背景と最初の事件の導入、2で完結し、3は別の事件が1冊で完結する。

ストーリー展開のテンポが自分には適度なので通勤電車やちょっとした空き時間で読み切れた。

すごい記憶力と推理力を持った美人なヒロインという設定が現実離れしているが、背景設定がリアルに書き込まれているので、フィクションとして楽しめる内容。文体はライトノベルほど軽くはないが、それに近い雰囲気がありさらさら読める。

ただ、自分の場合は、シリーズの3までくると、解決パターンが似ているところに目が行ってしまい「4はもういいかな。」と思った。4では、著者の別シリーズ「千里眼」の登場人物が登場するらしいが、そちらのシリーズは一冊しか読んでいないので、それほど惹かれない。

アマゾンのレビューには、角川のビジネスにやられた、というような内容があった。このシリーズの文庫は1冊が500円以上する。一冊の値段にすると「やや高い」ぐらいなので買ってしまうのだが6冊では3000円を超えると気が付くと、「高い」と思うだろう。1冊で500円分の楽しみはあったけれど。

著者の方も、同じパターンを続けるわけがないので4以降は展開がもっと波乱に富んでいるだろう。3を乗り越えるかどうか、がこのシリーズを読み続けられるかどうかの分かれ道なのかも。今回は乗り越えられなかったので、次に読みたくなるまで休眠します。

2010/11/23

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第5戦 SUGO

フォーミュラ・ニッポン

2010年 第5戦 SUGO

放送:JSPORTS ESPN
実況:ピエール北川
解説:土屋武士

レースに関する変更
パワーステアリングが導入された。コックピットの左側にスイッチとアシスト調整ダイヤルがついた。
変更に慣れるために久々に金曜日の練習走行が開催された。

スイフトの車両のダウンフォースが大きいのでステアリングが重かった。
伊沢選手は「軽くなった分踏めるので、体には厳しい」

3704m×62Lap = 230km
ピット義務はなし。

「この距離だと、3Lap以降のどこで給油しても最後までリーンマップにすれば走りきれるのではないか。」(土屋)

サマリー
スタートで、J.P.オリベイラ、平中、山本、井出が接触。平中と山本はリタイア。
大嶋和也がノーピットで走りきって優勝。トップを奪ったJ.P.オリベイラはガス欠で2コーナーでスローになり、最終Lap戻ってこれず。
大嶋はノーピット走行の結果、富士でも2位になったことがある。

ロイック・デュバル
スタートからトップ走行。ピットイン後は3位で4位のロッテラーと接近戦。


アンドレ・ロッテラー
スタート後はペースが上がらず、石浦の後ろで4位。その後塚越にオーバーテイクされて順位を下げた。
小暮のピット後に、前に入った小暮をオーバーテイクしようとして、1コーナーでスピン。しかし一回転してコースに復帰し、もう一度アタックしてオーバーテイクできた。

平手晃平
ピットインで給油時にエンジニアがサイドポンツーンを点検していてタイムロス。一旦ピットアウトしたが、サイドポンツーンの中で整流板がずれて空気の流れを塞ぎオーバーヒートの危険があるとチームが判断。ピットでリペアしたため順位を下げた。

J.P.オリベイラ
ノーピットを強行しなければポイントは取れたはず。だが勝負に出た。スタートのクラッシュ後のピットで給油とタイヤ交換をして最後尾から追い上げたので、燃料もタイヤも使っていたのだろう。
「ポイントよりも優勝が欲しいということだったのでしょう。」(土屋)

2010/11/21

[WRC] 2010 第10戦 ラリージャパン

World Rally Championship

放送:JSPORT ESPN
MC: 山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

今年は札幌を中心としていくつか新しいコースも設定。

ペター・ソルベルグが風邪で高熱のため、イベントを欠席。
DAY1でも熱がある状態で走行。

番組のスタッフも札幌入り。
山岸舞彩は初日のドライバーにインタビュー。
福井敏雄がギャラリーステージで観客から「ロゥブと、小さいゥを使うのはなぜですか?」と質問される。
答えは「フランス語の音は日本語の音であらわすのが難しいので一番近いと思う表記にしている。」とのこと。

DAY 1
ローブは少し調子が出ない感じで6位をキープしているが、思ったよりも追い上げられない。コメントも「この走りはチャンピオンを狙う走りじゃないね。午後は調整して追い上げたいよ。」とか。
「コメントがヒルボネンのようですね。」(福井)
ペターがDAY1でトップ順位。
ソルドはデファレンシャルオイル漏れで4WDにならず。

DAY 2
SS13でペターがフライング(0.1秒ほどジャンプスタート)してしまい、10秒のペナルティを課される。
ここではオジェがスタート順を調整して2位スタートに下がる。
「ライコネンはアクセルを踏みきるのが好きなので、こういうtwistyなコースは難しいと思う。良く頑張っている。」(古賀)
ラトバラがSS14でシャフトにトラブル。ゴムのカバーに泥が入りそれがベアリングを破壊してしまった。


DAY3
ペター「ヒルボネンが誰かが勝つならペターがいいと言ってくれたよ。スタート順は不利だががんばる。」
これをヒルボネンに聞くと「もちろん自分が優勝したい。しかし、ペターはこれまで何年も苦しんできたので勝つ資格があると思う。」

SS19でライコネンは轍にスタック。抜けだせずにリタイア。
ヒルボネンは油圧トラブルで遅れ始める。
SS20でオジェがトップ。ペターの車にはSS20でステアリングにトラブルが発生。しかし、ペターはそれを伏せたままで走行を続けていた。
オジェはリピートステージでもリードをキープしてジャパンラリー初出場で初優勝。

ローブは5位に。

ペターはDAY1,2はトップ走行してファンの期待にこたえた。
フィニッシュ2位について「プライベーターでこのレベルに車を走らせるのはみなさんが思っているよりずっと大変です。」(福井)

今回は、福井氏が解説するコーナーが番組に挿入された。

1.FIAの給油所
ガソリンは指定ガソリンを使用するため、FIAがコントロールする給油所がある。
シード選手はFIAの指定燃料、それ以外は一般のガソリンを使っている。
シード選手の燃料は700円@1l, 一般は400円@1l。
シード選手の燃料は急ぎの場合は飛行機で運ぶこともあるらしい。

2.タイヤ
タイヤはコントロールされたものを使っている。
メーカーはピレリ。今回は1700本持ってきた。コンテナは2台。
サイドの部分が強くパンクは少ない。

「これでも少ない方で、自分がやっていたころは数千本ということもあった。」(福井)

山岸舞彩も周辺の取材。物販のテントを回ったり、ファンと交流したり。
午前6時の開門と同時にサービスパークにファンが走ってくるのには驚いた。サーキットで言えばパドックパスでパドック裏に来るようなものかな。

2010/11/20

[IndyCar] 2010 第16戦 もてぎ

IndyCar
2010年 第16戦 もてぎ

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士
ピットレポート:レーサー鹿島

佐藤琢磨 プラクティスでクラッシュ。修理した車で予選を走行し10位スタートのタイム。
予選の後のコメントでは「調整できていない部分は、明日のウォームアップ走行で調整する。」と言っていた。しかし、IndyCarでは決勝日のウォームアップ走行はない。F1などでは必ずウォームアップがあるからだろう。IndyCarではウォームアップはない。

武藤英紀 リラックスした雰囲気。グレアムレイホールとの2台体制となったので、グレアムといい車を作って決勝に臨む、と。

ロジャー安川 コンクエストレーシングからの参戦が決まり、1年ぶりのレース。ルースになった車で精神的に戻すのが大変だったといいつつ、タイムアタックも出来た模様。

ウィル・パワーがロードコースで稼いだポイントを活かしてまだチャンピオンシップのポイントをリードしているが、オーバルに来てダリオが差を詰めてきている。
予選は、ペンスキーの3台が前に来て、ダリオは4番手でパワーの隣。

レース
エリオが飛びぬけて速く、TVに映らないぐらい前にいた。リスタートでもリードは変わらない。

武藤英紀は、L68のモラエスのクラッシュの際にステイアウトの作戦を取り、コーション発生に賭ける。しかし、コーション(ポール・トレイシーが壁にヒット)はピットインの少し後になってしまい、武藤の作戦ははずれた。武藤の車は最後のスティントでは動きが良く、E.J.ビソをオーバーテイクして、14位。

ウィル・パワーは、スタートでは順位を落として8,9位。「上は狙わない作戦でしょうか。」と放送席も見ていた。後半は徐々に順位があがり、フィニッシュ前にはダリオにかなり接近した場面も。順位は3位だがダリオが2位のためポイント差はさらに縮まった。

KVレーシングは佐藤琢磨に対して出来る限りのサポート。ジミー・バッサーがストラテジスト、オリオール・セルビアがドライビングコーチ。佐藤の現地での人気はバッサーの予想をはるかに上回ったものだったらしく、「これは気合を入れていい走りをさせないと、という雰囲気ですね。」(村田)というようなピット指示。
レース後半は車のペースが周囲の車よりも少し速くなり、12位まで順位を上げた。

ロジャー安川もラップダウンしながらも完走できた。武藤、佐藤に比べて車が決まっていない。ピットインの度に1回転以上ウイングを立てるアジャストをしていた。

2010/11/18

[NASCAR] 2010 第26戦 リッチモンド AIR GUARD 400

NASCAR
2010年 第26戦 リッチモンド
AIR GUARD 400

放送:G+
実況:福徳一志
解説:福山英朗

トップ10はチェイスが確定し、後二人がこのレースで決まる。
グレッグ・ビフルとクリント・ボーヤーがかなり有利で、普通に走っていれば決まる。
コース:
0.75 × 400 = 300
ターン14度。
ローバンクでブレーキを酷使。
ピットウィンドウ 100Lap

カール・エドワーズ
ポールポジション。もうチェイスも決めている。が、SPRINT CUPではしばらく勝てていない。
スタートではリードし、一旦トップを取られても5位あたりで上下していた。最後にもう少し下に下がってしまい、優勝はできなかった。

デニー・ハムリン
クリント・ボーヤーとトップを争い、その後はカイル・ブッシュとチームメートバトル。
最後のリスタートはかなりリードを広げて、バックマーカーを交わしながらカイルに対してリードを保ち優勝。この優勝でハムリンはジミー・ジョンソンに対してチェイスのオプションポイントを10ポイントリードすることに。

ジョー・ギブス
チームのドライバーが3人(ハムリン、カイル・ブッシュ、ロガーノ)ともトップ10。
「トップ10に3台もいてナーバスだ。」

デイル・アーンハート・ジュニア
予選は9番手だった。車を作る能力、サーキットに合わせてドライブする能力に問題があるのか、どんどん後ろに下がって20位以下まではあっという間。このサーキットでは現役ドライバーの最多勝に並んでいる実績はあるのだが。

マティアス・エクストローム
RedBullの83号車に乗車。
予選を通過できず、オーナーポイントで決勝に進出。
RedBull の車でLap down しつつも完走。
「良く走っていると思いますよ。」(福山)

2010/11/15

[FIA GT1] 2010 第6戦 ニュルブルクリンク

FIA GT 選手権
2010年 第6戦 ニュルブルクリンク

放送:JSPORTS ESPN
実況:中村義昭
解説:荒聖治









「GT-Rのロードカーを開発したところなので自然に力が入る。」(荒)

予選レース
スタートでGT-R #23が1コーナーでの接触からフロント大破。
「1コーナーまで下りのブレーキング。制動が難しいし、タイト。」(荒)
中盤からの雨でレインタイヤへのタイヤ交換をほとんどのチームが行った。マセラティ #1はドライタイヤでギャンブルに出たがはずしてしまい、順位を下げた。


決勝
スタート直後の1コーナーで接触コースアウト。
「アウト側に行くのがわかっていたので、イン側に回って避けた。」(荒)
アストン・マーチンが強い。2チーム4台が7位までに入った。

アストン・マーチン#10とランボルギーニ#25は何度かオーバーテイクを争う。

2010/11/13

[SWRC] 2010 第8戦 ラリー・マデイラ

SWRC
2010年 第8戦 ラリー・マデイラ

マデイラは災害に見舞われたが、官民一体で復興しラリー開催ができるようになった。

ルカ・ロゼッティがここでスポット参戦。ヨーロピアンラリーのチャンピオン。

DAY1
マガラエスはスタートでパンク。挽回しようと攻めたSS5で大クラッシュ。

SS5ではロゼッティがトップ、ロイクスが2位。 SS12でロゼッティがクラッシュ。
DAY1終了時点で、ロイクス、ミーク、コペツキ。

DAY 2
ミークはオルタネータが故障。路肩で修理して走行を続けた。SS17でエンジンオイルが漏れてストップ。
ロイクスは改良型シュコダが好調で優勝。

2輪駆動部門でのラモスが好調。サービステントはほとんど無人で、知り合いや家族が手伝っている。
「彼らは資金を集めて参戦するだけ。」

2010/11/12

[NASCAR] 2010 第25戦 アトランタ

NASCAR
2010年 第25戦 アトランタ

1.54マイル(2.5km)×325 = 500.5マイル
ターン 24度 ウィンドウ 55 - 60
アウトのラインとアウトインアウトのラインの2本のラインがある。
おーバーテイクが多く面白い。

放送:G+
実況:藤田大介
解説:天野雅彦


ジェフ・ゴードン
カラーリングは娘の案。ピンクと白。
スタンディングは2位だが、今シーズンはまだ勝ててない。


ジミー・ジョンソン
レース前にチャド・カナウスが「まだチェイス確定じゃないぞ」と煽った。
トップ快走ではないが2位3位ではそこそこの走りをしていた。

カイル・ブッシュ
ピットスピードオーバーペナルティとバイブレーションでの緊急ピットで2Lapダウンまで後退。そこから追い上げ、Lucky dog free passを得て、トップ争いまで追い上げた。

デニー・ハムリン
エンジンブロー。トップ争い中に突然のスローダウン。白煙を上げてピットへ。
「チェイス向けの部品をここで試しているのかもしれません」(天野)


ケーシー・ケイン vs ライアン・ニューマン
ケインはカート・ブッシュと接触して修理に入り、かなり遅れた状態で復帰。
戻った場所がリードラップを走っているライアン・ニューマンの後ろ。ニューマンを後ろから突いて危なくスピンさせるところだった。リードラップではないのでおとなしく譲るべきだったのだが、過剰に攻めた走りでニューマンを巻き込むところだった。「あれはないよね」(天野)
レース後、ニューマンは車から出てくるケインをつかまえてクレームを付けていた。

トニー・スチュアート
昨年のチーム立ち上げの年よりも自分自身のパフォーマンスが落ちている。しかし、今年は同じチームのライアン・ニューマンが一勝をあげている。ピットワークが速く、ここで逆転したり順位を上げたり、とクルーが頑張っていた。
トップ争いでのリスタートは何度か失敗したが、最後の2回のリスタートを決めて優勝。

2010/11/06

[DTM] 2010 第6戦 ザンドフールト

ドイツツーリングマスターズ
2010年 第6戦 ザンドフールト

実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

予選ではティモ・シャイダーがポール。パフェ、ディレスタと続き、その後ろにモリーナ。新人としては第健闘。

コースは海沿いのリゾートにあるので、砂がコース上に乗ることが多い。ラインを外れると砂に乗ってグリップが失われる。「砂丘にコースを貼りつけた」(佐藤)ようなところなので細かいでこぼこがある。車の動きを見ているとかなりバンプしている。


 決勝
スタートで、シャイダーがエンジンストール。「自分のミス。」
再スタートできたが、10位に後退する。
ビンケルホックはドライブシャフトのトラブルが治らずスタートできない。

シャイダーは、10位から追い上げるが、抜きどころの少ないコースなのでなかなか前に出られない。
それでもピット作業を挟んで3位まで回復。

 パフェとディレスタはスタートから後続をかなり離して2台でトップを維持。シャイダーはエクストロームの前に出る。この2台は両方ともポイントが欲しいので、エクストロームは譲りたくないところだが、シャイダーが前に。

2010/11/05

[SBK] 2010 第11戦 ニュルブルクリンク

World SBK
2010年 第11戦 ニュルブルクリンク

2010年9月3日-5日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二


コース 5137m
天候が変わりやすい。高低差が大きい。直線と回りこむコーナーの組み合わせで抜きどころがある。
1コーナーが低くなって行くので難しい。

次戦のイモラで参戦予定だったヨシムラは最終的には参戦を中止したとのこと。
「国内で走っていないので楽しみだったのですが。」(八代、下田)

race 1

ホールショットはジョナサン・レイ。
レイはこの数レースが好調。
コーサーとハスラムがクラッシュ。ハスラムがコーサーを巻き込んで転倒。
この転倒でコース上に障害があったのか、ちょっと時間がたってから赤旗。

リスタート後
レイ、チェカ、芳賀、サイクスの順番。
L4で芳賀がチェカの前に。「久々に切り込む走り。」(八代)
「この夏の話題はドゥカティのSBK撤退。」(下田)「もともと大きくないドゥカティは、ロッシがMotoGPのドゥカティワークスチームに移籍するのにともない、そちらに開発資源を集中することでSBKを撤退。」(八代)
L8 2位走行で好調だった芳賀のフロントが切れ込んで転倒。
ビアッジはハスラムの前の順位であれば無理せずともよい、という走り方。
ハスラムは転倒の影響で右手を負傷しており、満足な状態ではないながら、チャウス、ギントーリの集団にいる。
LastLapでこの集団の前に出て、フィニッシュ。

race 2
ホールショットはチェカ。
チェカ、芳賀、レイ。
L4で芳賀が前に出てチェカが後ろに付ける。
L10でチェカがクラッシュ。
芳賀、レイ、ハスラム、クラッチロウ、ビアッジ、ギントーリの順。

芳賀はレイとの差を少しずつ広げ、トップチェッカー。

コメントでは「race 1ではフロントタイヤからの情報が全くなく滑った。フロントサスペンションを変更したら良くなった。」(芳賀)
 

2010/11/04

[IndyCar] 2010 第15戦 ケンタッキー

IndyCar
2010年 第15戦 ケンタッキー

実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮

1.5マイル×200Lap


松浦孝亮はここで4位になったことがある。「なんでこんなところに作ったのかと思うほどの田舎。自動車がないと生きていけない。」シンシナティから30分ほど走ったところにあるらしい。



佐藤琢磨選手スピン
L2で突然単独スピン。放送席は絶句。
インタビューに答える佐藤選手は「何が起こったのかわからない。突然リアがなくなった。」
オーバルコースで遅いわけではなく、他車と接近した状態の乱気流の対応などに慣れていないだけなのか。

武藤英紀選手
ニューマン・ハースの車は、予選の一発の速さは出せるがレースではスピンしそうな車をなんとか走らせる状況。大変です、と武藤選手が松浦孝亮にコメント。粘り強く走り、完走した。

エリオ・カストロネベス優勝
残りL110で給油に入る。ここまでは10位以下で目立たないレースだった。勝てる車でもなかった。
フュエルウィンドウが53周となっている。このタイミングで給油するとピットはもう1回でよい。
他のチームはL80前後での給油だったため、2回給油(一回はスプラッシュでも)が必要になる。
結果的にステイアウトのような形になり、優勝できた。
「残り110周ではこの状況になる可能性はあった。この作戦を他の車が採用しなかったのはなぜなんですかねぇ。」(松浦)
ダン・ウェルドンとエド・カーペンターはエリオに勝利をさらわれて悔しい感じだった。

ウィル・パワー
ウェルドンとトップを争いながら、最後の給油の後、ウォールヒットすれすれになり、ペースを落とした。燃費走行で順位を下げたが燃料は十分ではなく、給油が必要になった。
この2レースはいずれもちょっとした差で勝利を失っている。「焦りがみえますね。」(松浦、松田)

ツイッターとの連携
生放送中に松浦孝亮にツイッターで質問。「スタート直後、インに入ると火花が見えるのは何がこすれているのですか?」松浦孝亮の回答は:
これはフロアの下についているアルミの部品(タバコ1本ぐらい)がこすれる。タイヤの空気圧が十分に上がっていない状態で車高が低いときに発生する。

E.J.ビソのトラブル
ブレーキローターのトラブル。
「なぜ、ブレーキを使わないのにブレーキトラブルが起こるのか?」(松浦)
E.J.ビソもインタビューに答えて同じことを言った。「ブレーキを使わないのに。ブレーキローターを引きずっていたため、熱くなった。」

2010/10/29

[WTCC] 2010 Rd 15,16 オシャスレーベン

世界ツーリングカー選手権
2010年 Round 15, 16 オシャスレーベン

実況:ピエール北川
解説:木下隆之


「BMWのホームコースとも言える。BMWに有利。」(木下)

Round 15
谷口行規選手がここに参戦。
「BMWの地元だが、朝のウォームアップからシボレーが元気」(木下)

ポールポジションはファーフス。
直角に近い1コーナーでは、プリオールがコースアウト。

タルキーニはクラッシュしてコースサイドに停止。コース脇からピットまで走行出来ずレース中はそこで待機となった。

トップはハフ。
ところがハフはスタート後の他車に対する行為でペナルティを受け、それを実行しなかったことで黒旗。
本人は全く納得していない様子。

2位のメヌがトップに立ちそのままゴールへ。


Round 16
3番手スタートのプリオールがホールショット。
そのまま、差を広げてフィニッシュ。中盤はほとんどTVに映らないぐらい前方にいた。

ミケルズはハフの前方でがんばっていたが、ハフにリアをプッシュされスピン。ポイント圏内から落ちてしまった。

モンテイロがドライブスルー。ラフなドライブで他車を繰り返しプッシュしたことに対するものだったようだ。

2010/10/28

[MotoGP] 2010 第12戦 サンマリノ

MotoGP
2010年 第12戦 サンマリノ ミサノ

125cc
実況:寺島淳司
解説:青木拓磨

坂田和人さんは今回は現地。

小山知良は5番グリッド。チームメカニックから「これ以上マシンにはやることがないからがんばれ」と。

 ポールポジションはブラッドリー・スミス。
 スタート前に、インディアナポリスのサポートレースで事故死したピーター・レンツのための黙とう。

 コースの特徴は
 3つのストレートで構成。低中速コーナーが多い。最終コーナーまでの右右右右ではタイヤに負荷がかかる。1コーナー、2ストレート入口、10コーナー入口がパッシングポイント。

マルク・マルケスがホールショット。
L1では、マルケス、エスパルガロ、バスケス、スミス、テロル。スミスはポールポジションから下がる。

L7で、テロルがマルケスの前に出る。ここからテロルはマルケスに後ろに付かれた状態で走る。

L18、テロルが後ろに付いてくるマルケスに「前に行け」とジェスチャー。「テロルは弱さを見せちゃいましたね。マルケスが抜かなかったらどうするつもりだったんでしょう。」(青木)

マルケスはこの後スパートしてテロルを引き離し、バスケスがテロルに近づいたがオーバーテイクは出来ず。マルケスは復活の勝利。


moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

ポールポジションはトニ・エリアス。
山口辰也がスポット参戦。SUGOの直後にイタリアに来てレースをする。ほとんど乗っていないバイクでのレースになるはず。「自分がここまでやるからモリワキに話をしてくれませんかとお願いしてこの機会ができた。後に続く選手のために自分が参戦する。」

L1 クルーゼルがホールショット。富沢も前にでて4番手。
L2 イアンノーネはトップに立つがジャンプスタートでライドスルーペナルティ。
L3 クルーゼル、レディング、富沢、エリアスの順の先頭集団。
L4 富沢がトップに出て、クルーゼル、エリアスが後ろに。
L6 コルシが上がってきて、エリアス、コルシ、富沢。
L9 パッシーニが転倒。パッシーニは解雇されて今回はスポット参戦していた。
L11 高橋裕紀は9番手。「車体があばれて大変。」(青木)TECH3は独自開発の車体。
L12 富沢が10コーナー付近のストレートでハイサイド転倒。集団の中での転倒だったため、後ろにいたレディング、デ・アンジェリスも巻き込んでのクラッシュ。すぐ担架で運ばれた映像が映る。
L22 高橋が6番手まであがったところで転倒。
L23 エリアス、シモンとコルシの差は7秒。その後ろにルティが1.2秒まで接近。
L25 イアンノーネは最後尾近くから追い上げて来ていたが、トラブルでスローダウン。

レース終了後、富沢選手を心配した日本人メディアやチームがメディカルセンター前に集まっている。富沢選手は近くの病院に搬送されたとの字幕。小山選手もメディカルセンター前に。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:辻本聡

ポールポジションはペドロサ。
2列目までのタイヤ選択はフロントがハード、リアがミディアム。
スタート
ペドロサがホールショット。
2コーナーでヘイデンとカピロッシが接触。「カピロッシがインに寄ってきてヘイデンと接触。」
ヘイデンはピットで修理している。
ペドロサは34秒4で走っており、2位以下と一周当たり0.5秒離す。
L12 ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ストーナー。ストーナーのペースが上がらず、ロッシがオーバーテイク。
L19 ストーナーはドビツィオーソにもかわされ、
ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ドビツィオーソ、ストーナー。
ドビツィオーソがロッシの後ろまで接近し、「ロッシは前を追うよりも後ろから逃げる走り」(辻本)

ロッシは最後には34秒4あたりまでペースを上げロレンソを追い、ドビツィオーソを引き離す。

ペドロサは最後はペースをコントロールしながらトップフィニッシュ。ロレンソは2位。
最後までペドロサのペースが落ちず、ロレンソもちょっと離されていた。

レース終了時には富沢選手の訃報はサーキットにも届いていた。表彰台の旗は半旗になり、インタビューではペドロサ、ロレンソ、ロッシ全員が、こんな日には勝利は何の意味もない、とコメント。

2010/10/25

RYTHEM 解散

2010年10月24日のutstreamで、RYTHEMが解散を発表。2010年12月にラストアルバム、2011年2月のライブで解散、とのこと。

二人のハーモニーは素晴らしいので、もっと続けてほしいなあ、と言うのが正直なところ。
アルバム「23」で二人の色が少し見えてきたなあ、と感じていたので少し前の「Ustreamで重大発表します。」というアナウンスで「解散かな」とは思っていた。

ラストライブはチケット取れないだろうなあ。

[NASCAR] 2010 第24戦 ブリストル

NASCAR
2010年 第24戦  ブリストル

解説:福山英朗

0.85km(0.533マイル) × 500
ターンがバリアブル 26から30度

バリアブルバンクになったため、2ワイドの走行が可能に。もっとバンクが厳しかったころは1列しかラインがなかった。

前日のNationWideで、カイル・ブッシュとブラッド・ケセロウスキがやり合った。ドライバー紹介でもお互いに相手を挑発しているようなスピーチで観客を沸かせる。

カイル・ブッシュは、トラックレース、NationWideと2勝。今日勝てば同じ週に3種類のレースを制覇する。これは史上初となる快挙。トラックレースの開催数が少ないため、3連勝の「ウィークエンドスイープ」は実現するチャンスが少ない。
カイルはスタート順位はあまりよくなかったため、「勝てばそうだけど」という感じで福山さんも解説。
しかし、180Lapあたりから上位に出て優勝。ルーティマンがステイアウトしてトップに出た直後にコーションが発生など運にも助けられ3冠を達成した。

クリント・ボーヤー vs マーク・マーティン
チェイスを争う12位、13位。
ボーヤーは順位を上げるために2タイヤのギャンブル。これで少し順位を上げた。270Lapあたりでボーヤーはトップ5位以内に上がり、マーティンより前に出た。
レース後にはボーヤーは12位へ。

ロングラン
ブリストルは伝統的にコーションが発生しやすいと言われているのだが、今回のレースではアンダーグリーンが発生するほどコーションが少ない。チームはコーションが多いという想定で車をセッティングしているのでロングランは想定外。

ジミー・ジョンソン
クラッシュしてかなり下位に落ちて再スタート。
このところ、なぜかめぐりあわせの悪いレースが多い。ここで悪い運を使うとチェイスでよかったりする、と福山さん。


デイル・アーンハートジュニア
30位前後から上がって一時期は7位を走り、最終的には13位。7位まで上がってもうちょっといけるのかというところで持ちこたえられない。「良い車ではないけどここまでくればいいのでは。復活してほしいですね。」(福山)
最近はジュニアファンの福山さんも「復活」と言うようになった(笑)。

2010/10/24

[スーパーGT] 2010 第6戦 鈴鹿

スーパーGT

2010年第6戦 鈴鹿 700km

放送:J-SPORTS
実況:下田恒幸、矢野武
解説:福山英朗、由良拓也

ポールポジション 500は、ARTA HSV010。
300はCINECITTA TAISAN PORCHE。

レースレギュレーションで、3回のピットおよびドライバー交代が義務付け。


ARTA
ARTAのポールポジションは第3ドライバーの小林崇志が出した。
小林がいきなりタイムをだしたことで、ホンダの他ドライバーも張り切って決勝を走った。
「30周ぐらいしか運転していない車で、しかも、仮眠していたところを起こされていきなり走ってチャンスを活かした。ダイヤの原石だと鈴木阿久里監督も思ったのではないか。」(由良)「情報処理能力がすごい」(福山)
Lap10あたりに、前の車のブレーキングに合わせてブレーキングしたとき、後ろの車に突っ込まれてリアを破損。これをピット時に修理するようオフィシャルが指示してタイムを失った。しかし、4位まで下がったが、次のピットではトップに戻り、トップ走行。

小林は決勝ではドライブすることはなく、井出とファーマンが2度ずつのスティントをこなした。が、小林が入ったことで流れが変わったとの評価。
ここまで5ポイントだけだったARTAが優勝。


PETRONAS vs.ウィダーHSV
この2台は、ランキング上位で共にこのレースではウェイトがかなり大きい。ウィダーは限界の100kgまで積んでいる。2台が前後になりレースの最後までポイントを争う。最終結果は9位(2ポイント)と10位(1ポイント)で、残り4LapでウィダーがPETRONASをオーバーテイクして9位に入った。
ウィダーはLap62に2回目のピットでジャッキアップ時にエンジンを止めておらず、一旦黒白旗を提示された後、最終的にこれがペナルティに。この決定がかなり時間が経過していたので「長くかかりましたね。」(由良)とのコメント。


カローラAxio
70kg以上のウェイトを乗せているにもかかわらず、上位を走行。L92までトップを走行。
ピット作業でレガシーB4に逆転され、2位に。残り数Lapで、追い上げてきたガライアにもオーバーテイクされ、3位。

EPSON HSV
作戦は他車よりも1ピット多く入り、あたらしいタイヤでスプリントを重ねることでウェイトの軽さを活かすレース戦略。トップから4位あたりを他車とのピットタイミングで上下して走行。もう少しペースが上がれば表彰台も狙える位置で最後のピットアウト。ここでタイヤの取り付けにミスがあり、右リアタイヤが外れた。ピットロード内だったのでローラーでピット位置まで戻して取りつけ直した。これで順位をかなり失い、7位で1Lapダウンのフィニッシュ。この後のレースではウェイトが軽減されるため、他車との差が縮まるので、このレースは大きなチャンスだった。これを考えると残念。

レガシーB4
セパンを休んで開発を行った。4WDからFRに変更し速くなった効果がでた。
「この車はずっと不調だったのでノーマークでしたね。」(由良)
ドライバーは山野哲也と佐々木孝太のコンビ。このコンビは一度300シリーズのチャンピオンを取ったことがある。

紫電
2回のペナルティを受けて、Lap105で故障してしまいガレージへ。

TOMICA Z
L80でバリア突入。左フロントのタイヤが外れたようだった。
「MOLA Zが序盤で下位に沈んでいるのでチャンスだったのだが」(由良)

2010/10/22

[SWRC] 2010 第7戦 ドイツ

SWRC

放送:JSPORTS Rally world

2010年 第7戦 ドイツ

SWRCでは初のターマックラリー。

DAY1
ポイントスタンディングでトップのポンスはSS1でミス。ラリーは5位。
プロコップがトップに立つ。

DAY2
P-G アンダーソンが追い上げて1位。これを追うサンデルとの差は5.8秒。
ブリニルドセン、コースアウトして畑の中を走る。
「畑仕事をしたよ。コントロールを失って6速全開はexcitingだよ。」

DAY3
P-G. アンダーソンはリアホール破損で、後退。
サンデルがプロコップをリードして最終SSへ。ここで差は3.5秒。
最終SSを終わって4.7秒。
サンデルは初優勝。

2010/10/21

[IndyCar] 2010 第14戦 シカゴランド

IndyCar
2010 第14戦 シカゴランド

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮

路面はグリージー(グリースっぽい)らしい。
1.5マイル×200

ライアン・ブリスコー、ここでのポールは3年連続。
ダリオが先頭に立ってからの数十周はトップ争いが面白く見ごたえのあるレースになった。


佐藤琢磨

 ピットアウトでEJビソに当てられた。佐藤選手が後ろから先にピットして走っていたところにピットアウトして出てきたビソが当たった。「あり得ない。ミーティングをしないとまずい。」(佐藤)


武藤英紀
レース前は車のセッティングが決まっていないような感じだったが、走ってみると13位。高い順位ではないが、良い設定ングが見つかったことでレース後のコメントは明るかった。
コーション中に、タグリアーニとメイラの接触に巻き込まれ、ハーフスピンした。サスペンションには栄居がなかったようでタイヤ交換後そのまま走行でき完走。

ウィル・パワー
ここで優勝するとシーズンの優勝に近づけるレース。最後までトップ3台の中にいたが、ガス欠でピットイン。16位。「レースではこういうこともある。最後まで上位で走れた。」とコメント。これでポイント上のリードがなくなって厳しい戦いに。

ダリオ・フランキティ
終盤まで10位あたり。最後のピットでタイヤ無交換でトップに出、「うまい位置取り」(松浦)でパワーとウェルドンを抑え込んで優勝。パワーのガス欠にも助けられた。

サラ・フィッシャー
ピットタイミングをずらせて、最後に全員がピットインするときにステイアウトで前に出る作戦。走行位置が思ったよりも後ろでラップバックできず、トップに出ることはできなかった。

2010/10/20

[MotoGP] 2010 第11戦 インディアナポリス

MotoGP
2010年 第11戦 インディアナポリス

インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのレース。このサーキットでのレースは、IndyCar, NASCAR、MotoGPのみ。二輪はMotoGPのみなのでラインをはずすと路面があまりきれいではない。一部オーバルも使用するので路面が変わってμが3種類ある。


125cc

スタートからマルク・マルケスが飛び出す。テロルがマルケスの後ろで追走。
9Lapでマルケスがトップ走行中に転倒。ここでテロルから後ろは8秒ほどの差があったため、このままのフィニッシュとなった。

小山は、スタート後に少し順位を落としてそこから抜けることができなかった。13Lapでスリップダウンしてピットまで戻った後、リタイア。

マルケスは転倒後に再び追い上げて7番手あたりまだ上がり、前のモンカヨ、クルメナッハーにぴたりとつく。ここでコースアウトからショートカットして前に追いついてしまい、パッシングした。フィニッシュでの順位は5位。しかし、ショートカット行為がペナルティを受け、最終順位は10位に。


moto2

スタートの2コーナーで転倒。4台のからみが2か所で発生し、富沢祥也は後ろの4台にいた。
赤旗で再スタートが切られることになった。しかし、富沢はフロントホークが折れ、ピットに戻り用意をしていたが再スタートできず。右手首も傷めていた。

荒れたレースで10台ほどが転倒。日本人ライダー、富沢、高橋、手島は転倒もしくは巻き込まれた。高橋はピットでバイクを修理して再スタート。走行が少なかったインディアナポリスでテストを兼ねた周回を重ね、26位で完走フィニッシュ。

38台出走で26台完走、という荒れたレース。ファウベルがコース上で転倒しオイルが燃え上がり、赤旗かそ心配したが、オイルは少なくラインから外れていたためか、そのまま続行。

シモーネ・コルシは最後尾39グリッドから5位まで上げた。「今まで最高じゃないですかね?これができるのもmoto2という…」(青木)

エリアスが1回目、2回目ともスタートよく前に出た。
エリアス、シモン、レディングの3台と4位のウィライロー以下の差が3秒前後まで広がり、ウィライローの転倒、イアンノーネが4位に上がるなど4位以下では順位を入れ替えた。

エリアスは38度の熱があったらしい。これで3連勝。


「エリアスにお疲れ様といいたい。それと、ロジャー・リー・ヘイデンがアメリカ・ホンダ・モリワキとして完走できたことを嬉しく思います。」(森脇緑)

MotoGP
高橋雄一
宮城光
中野真矢

青山がここから復帰。中野真矢は事前に電話で話をしたらしい。「怖いと思う。心配したが、予選でも長く走れているので青山なりのペースで来ている。」
スズキの不調について「若手とベテランの組み合わせ。良いと思ったが怪我などで乗りきれない。」

ベン・スピーズがサテライトチームとして久々のポールポジション。
スピーズは2011年はヤマハのワークスに乗ることが決まった。

スタートではスピーズがトップ。スピーズ、ペドロサ、ドビツィオーソ、ロレンソ、ロッシ、ヘイデン。

ペドロサが8Lapあたりでオーバーテイクする。
ストーナーはヘイデンをパスして前に出るが転倒。路面のグリップが悪いのか、という話に関連して
「アメリカのレースでは路面の善し悪しなどはあまり言わない。」(宮城)とのこと。

エドワーズはピットでタイヤを交換してもう一度出た。

ミカ・カリオが転倒。
「今シーズンはコーナー入口での転倒が多い。800ccはコーナースピードが高い。1000ccから危険を減らすために800ccになった。ところが、転倒するとバイクが飛んで行ってしまう。」

ペドロサの後ろはスピーズとロレンソ。ドビツィオーソはロッシに抜かれて5位。

今年のロッシは「ロッシの人間なのかな、と思った。入院して復帰したときは、よかったと思うのと同時に、また同じことをやったら、と思う。」(中野)

「スピーズはフロントに加重をかける。消耗するはずだがフィジカルが強いようだ。」(中野)

ロレンソは3位。全レース1,2位のロレンソは3位が最低の順位。

2010/10/19

[DTM] 2010 第5戦 ニュルブルクリンク

ドイツツーリングマスターズ
2010年 第5戦 ニュルブルクリンク

実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

グランプリコースの3.629kmを使用。
今シーズン恒例のドライバーコメントでは、「走りやすい。空力が重要。シケインで減速に失敗すると縁石でタイヤを傷める。」など。

トムツェックはショートカットでペナルティを受け13番手からスタート。

予選結果は、メルセデスが強かった。アウディはポールポジションのエクストロームだけ。

決勝
スタートでエクストロームがホイルスピンして順位がさがり、1コーナーでアウト側に飛び出してまた下がって7番手。スタートの後方では、スージー・ストダートが曲がり切れずにヴィンケルホックを巻き添えにしてリタイア。クルサードはストールしてしまいほぼ最後尾からスタートに。

スペングラー、ディレスタ、グリーン、シャイダーの順でレースは安定。

その後、2度のピット作業での順位入れ替わりがあって、スペングラー、ディレスタ、パフェ、シャイダーに。
グリーンは順位を下げて後ろからラルフ・シューマッハの追撃を受ける。

優勝はスペングラー。スペングラーは全戦表彰台に乗っている。

2010/10/18

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ

フォーミュラ・ニッポン
2010年8月8日
ツインリンクもてぎ


小泉 洋史
77シーエムエスモータースポーツ プロジェクト
F3 Nクラスでのエントリー


ロイック・デュバル(Loic Duval)
1DOCOMO TEAM DANDELION RACING





石浦 宏明ケイ・コッツォリーノ(Kei Cozzolino)
8Team LeMans
7Team LeMans
七瀬こまみ,大山美保, 坂地久美





ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ (Joao Paulo de Oliveira)平手 晃平
19Mobil1 TEAM IMPUL
20Mobil1 TEAM IMPUL

富士では平手が優勝&プロポーズという大イベントで盛り上がった。オリベイラはシリーズをねらえるかなあ、という位置。レースまえのTVコメントでは「悪い時は悪いなりにポイントを取る。」とのことで、スタートで少し遅れながらなんとかポイントを獲得。平手選手はちょっと脱水気味になりながら3位。


アンドレ・ロッテラー (Andre Lotterer)大嶋 和也
36PETRONAS TEAM TOM'S
7PETRONAS TEAM TOM'S
上條かすみ,佐野真彩

ロッテラー選手は車両トラブルでリタイア。一旦は直してスタートしたように見えたのだが、結局止まってしまった模様。大嶋選手は7位スタートから5位へ順位を上げた。ロッテラー選手は暑そう。


小暮 卓史山本 尚貴
32NAKAJIMA RACING
31NAKAJIMA RACING

たぶん二人ともホームコースと言っていいのではないか。山本"部長"尚貴選手はルーキーランキングのトップ。2位のコッツォリーノ選手とは差が大きい。今年のレース数を考えるとおそらく獲得できる。小暮選手はスタートで2位になり、ピット作業で一旦3位に落ちた。その後、平手選手をパスして2位。


2010/10/17

[WRC] 2010 第9戦 ドイツ

WRC 世界ラリー選手権
2010年 第9戦 ドイツ

MC: 山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介


405.67km 48kmのSSがある。
路面の変化が大きい。DAY1 は直線とヘアピン。ハンドブレーキを頻繁に使ってターン。
DAY2は軍用車両のテストコース。コンクリート路面がひび割れている。路肩には大きなブロック。

DAY 1
SS1 ペター・ソルベルグはスローパンクチャー。調子がよかったのにいきなり遅れた。
 ストバートチームにはフランソワ・デュバルがターマック職人として助っ人。ここでは良い成績を上げたこともある。ドライブシャフトを折ってしまった。「ドライブシャフトが折れるのはしょっちゅうです」(福井)

ソルドのコ・ドライバーが変わった。これまでのコ・ドラとはあまりうまくいっていなかったので、チームのスタッフドライバーが今回からコ・ドラに。「はじめてだがうまくやっている。」と満足げなソルド。「久しぶりに元気な走り。」(福井、古賀)

 SS6 ペターはまたパンク。ローブはすこしオーバーシュートした。

DAY 1のトップはローブ。ソルドは好調でローブについて2位。

 DAY 2

S7はグラベル。ヒルボネンはタイムが出ない。「自信がもてない。車なのか自分なのかわからないが自信がない。」とコメント。「マキネンが勝てなくなったことがあった。急に遅くなるとは考えられないのだが勝てなくなった。」(福井)
S11 ヒルボネン。ギアトラブルを起こしデイリタイア。このリタイアでヒルボネンは自力チャンピオンの可能性が消えた。

SS10とSS14が40km以上のロングコース。「ローブは集中力が切れない。」(古賀)
SS14のリピートステージでは「タイヤを持たせる走りをした。」(ローブ)

DAY 3
「ライコネンは細かいコーナーでミスをしている。」(古賀)「ラリーが面白いのはここから。」(福井)
ブロックはオルタネータが故障。「9位で終われると思っていた。」とがっくり。

SS19
ライコネンはステージトップタイム。これは参戦して初めて。

ローブはドイツ8連勝。同じラリーで8連勝というのはあまりないのでは。「グロンホルムがフィンランドで4連勝というのがありましたね。」(福井)
ソルドは確実なドライブで2位。

2010/10/12

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 3

フォーミュラ・ニッポン
2010 第4戦  もてぎ
2010年8月8日


3松田 次生KONDO RACING



このレースから松田次生が3号車で参戦。しかし、スポンサーがついていないのでほぼ真っ白なシャーシ。決勝では接触があってLapする前に終わってしまった。TVでコメントしていた松田次生は怒り爆発。後ろから井出有治に接触された模様。


19黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMG
F3 NクラスにKCMGから参戦している黒田選手。



18平中 克幸KCMG
三樹レイカ 小林梨沙

予選10位から決勝7位。コメントで「チーム状態はよくなっている。」と前向き。
KCMGは中国企業で正式な英語名はKC Motorgroup Ltd.という。1台体制の新チームなので体制が整って車が思い通りになるまでには時間がかかる。富士よりも調子はよさそう。
中国企業から見た日本のモータスポーツにはまだ魅力があるのか。日本の経済停滞により日本企業のスポンサーが撤退続きである、という現実をどうにかするべきなんだろう。


 


29井口 卓人DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING

サイン会をしていてかなりの待ち行列。第3戦から後ろからのマシンとバトルができるようになった。とはいってもまだ上位に出るほどではない。



10塚越 広大HFDP RACING

雨のもてぎでドライタイヤで走ったのが印象深いので、「塚越はもてぎでやってくれる。」という期待が大きい。
 

併催レースより
内山香、大塚郁実

川村えみ、盛田 しのぶ

2010/10/11

[FIA GT1] 2010 第5戦 スパ・フランコルシャン

FIA GT1
2010 第5戦 スパ・フランコルシャン

放送:JSPORTS
実 況:中村義昭
解説:荒聖治

2010年7月29日から8月1日

コースはテクニカル。ドライバーにとっては楽しい。オールージュは6速でアクセルを緩めて通過する。

決勝

荒選手の4号車は「コルベットと接触。タイヤバルブが折れてしまい、ピットへ。」そういうことはよくあるのですか?との問いには「余りないんですけどねぇ。」
チーム体制を強化してもらいコンディションが良かっただけに残念。「これを結果につなげたい。」

ランボルギーニが好調。
「4台とも速いということはこのコースにあっているんでしょうね。」
レース中に3台がトラブルなどで遅れてしまい、最終的には25号車のみが上位に残り優勝。

GT-R
23号車、3位から2位に上がり最終ラップに入ったところでトラブルでストップ。ギアがローに入ってブレーキもかからない状態。ダンブレックもクルムもがっくり。「エンジントラブルだと思うがよくわからない。とにかく残念。」(クルム)
ここで表彰台に乗れば23号車は3レース連続の表彰台になるところ。

コルベット
11号車トップに出た後で、いきなりパンク。
「ここはピットから遠い。慎重に戻らないと他をこわしてしまう。カウルばかりかブレーキラインを切ってしまうこともある。」(荒)
順調だったのにいきなりパンクした、とドライバー。

最終コーナー
スピンが多く発生。
「タイトなコーナー。速度がおそくなり接近してしまうので接触が多い。」(荒)

SCラン
19Lapでコース上に部品が散乱して、SC導入。ここまで5号車フォードが大きくリードしていたのに、ここで一気に差が縮まる。
「先頭を走っていると、ここで流れを止めないでくれ、と思う。」(荒)
この機に23号車GT-Rは3位まで上昇。

2010/10/10

[IRC] 2010 第7戦 ラリーアコレス

Intercontinental rally challenge
2010年 第7戦  ラリーアコレス

放送 GAORA

2009年チャンピオンのクリス・ミークはここまで4戦ノーポイントがある。
「無理はしないようにする。」

DAY 1
ハンニネンがトップ。
ミークは6位。慎重になりすぎ。

DAY 2
ミーク「3速以上ではコントロールできない。怖くてギアが上げられない。」崖でスピン。
バンクしたがスペアがない。
ハンニネン パンクしても攻め続けた。

DAY 3
ミケルソン SS14で牛を2頭轢く。コース上に牛がいるためこのステージはキャンセルになった。
「壊れていなくて走り続けられてラッキー。」
ハンニネン パンクして2分近いロス。3位。
ミーク 最終日になってやっと調子が出てきた。2位フィニッシュ。
マガラエス 優勝。

コリン・マクレートロフィーはマガラエスに授与。

2010/10/08

[NASCAR] 2010 第23戦 ブルックリン

NASCAR

2010 第23戦 ブルックリン

放送:G+
実況:藤田大介
解説:石見周

2マイル×200 = 400マイル

ケーシー・ケインは、2011年シーズンはredbullで走ることが決定。2012年シーズンはヘンドリックに移籍が決まっているので1年だけの契約。redbullのオーナーはケインのタレント性が欲しいのだ、と明言。

ジャック・ラウシュが飛行機事故から復帰。左目以外は治ったよ、と本人。
「左目の視力は戻らないだろう、と言われている。」(石見)
まだ色の濃いサングラスをかけてはいるが背筋を伸ばしてピットで観戦。


ポール・メナードがリチャード・チルドレスと複数年契約。
「(ポール・メナードの実家はメナードなので)大きなスポンサーが欲しかったのかな、と。RCRは3カー体制でうまくいっていたのになぜ戻すのか、という声も。」(石見)


ケビン・ハービック
序盤では上位を走りながら、アウト側、イン側といろいろなラインを試して走る。
160Lapぐらいからは、ペースが上がらなくなったように見えたが、最終の10Lapでデニー・ハムリンをパスしてトップに立つ。ハムリンはハービックに追いつくことができず単独走行で優勝。
最後の残り37Lapではステイアウトしてトップに残り、古いタイヤで走った。
クルー・チーフは「180ポイントのリードがあるからギャンブルができた。」
この優勝でチェイスを確定。

ジョーイ・ロガーノ vs ライアン・ニューマン
この二人はなぜか今シーズンはおなじような場所で接触したりバトルしている。
ニューマンがアウトに並んだときにロガーノがルースになって接触。ニューマンはスピン。
レースが終わってからニューマンがロガーノに詰め寄って言いあい。



クリント・ボーヤー vs マーク・マーティン
ボーヤーとマーティンはチェイス圏内の12位を挟んで争う。
スタートからボーヤーが前に出て、マーティンは下位。マーティンはフロントをウォールで破損し、ガムテープで修理。ボーヤーは「5位以内に入れる車だとわかっている」(石見)。しかし、10位以内に入るのが難しく上がったり下がったり。
マーク・マーティンは順位を上げることができず、クリント・ボーヤーが12位に入る。

2010/10/07

[IndyCar] 2010 第12戦 ミッドオハイオ

IndyCar
2010年 第12戦 ミッドオハイオ

ロードコースチャンピオンシップ
今年はロードコースとオーバルのチャンピオンを別々に決める。ウィル・パワーは大差でロードコースの1位。このレースでスタートすればロードコースのチャンピオンは決定する、ということでほぼ決定。


佐藤琢磨
予選で3位。テストもできて、かなり手ごたえがあった、とコメント。
レースでも一時は2位に上がり、パワーの後ろを走る。
ピットワークでミスがあって順位が大きく下がってしまったことで焦ったのか、ディクソンをオーバーテイクするためにコーナーのイン側のダストに乗ってコースアウト。バリアに突っ込んでリタイア。
直後の無線がTVで流れた。"I'm Sorry."という佐藤琢磨に対して、"Don't be sorry."とピットから返事が返っていた。

武藤英紀
ピットワークの時間がかかってしまったりコーションのタイミングが不利だったりして、なかなか順位が上がらない。しかし、最後には2台をパスして順位を上げた。



アレックス・タグリアーニ
ピット作戦でギャンブル。ぎりぎり1ピットで済ませるところで一度ピットイン。このあとステイアウトしてポジションを上げてトップまで行く。61Lapになったところでピットインする。このピットワークでホースのトラブルがあり少し順位を下げた。それでも作戦そのものは成功。

ダリオ・フランキティ
スタートではウィル・パワーの後ろ。一旦前に出るとタグリアーニがトップを取った以外は、先頭。
この優勝で、チップ・ガナッシのチームに全参戦シリーズでの優勝をもたらした。チップ・ガナッシは、GrandAm、NASCAR、IndyCarのシリーズでその週の優勝上げた。
チップ・ガナッシは、3大レース(Daytona 500, Indy 500, Brichyard 400)で今年勝利した。今年は当たり年。


シモーナ・デ・シルベストロ
スタートから6位、7位あたりを走行。安定して速い。マルコ・アンドレッティを抑えて前を走った。
上位にいながらクラッシュでリタイアも多いが、このレースでは完走。1台体制ながら善戦。

2010/10/06

[MotoGP] 2010 第10戦 ブルノ

MotoGP

2010年
第10戦  ブルノ


125cc

実況:寺島淳司
解説:坂田和人

坂田さんはこのブルノで3年連続ポールトゥウインを決めたことがある。
テロルもここでは強い。「相性というのはある。」(坂田)
ウォームアップラップ直前に強い雨。黄旗が振られ、タイヤ交換の猶予ができる。ここで前3列は全部レインタイヤに。
予選ではドライコンディションの中、転倒が多かった。
マルク・マルケスが転倒して方を脱臼した。
スタート前にはマリオ・ガレオティさんのための黙とうの時間がある。

2012年、125ccクラスはmoto3クラス(4ストローク、250cc)へ移行すると発表されたらしい。




スタートでは、バスケス、マルケス、テロルの順。テロルはこの後追い上げて、
テロル、バスケス、エスパルガロ、フォルガー、マルケス
の順に。
路面は乾いていく。濡れていたのはスタートライン周辺だけだったらしい。
「ストレートで水しぶきが上がっていなければスリックを選ぶんですが、なぜみんなレインなのか。突然の雨で動揺してしまったですかね。」(坂田)

「同じレインでもサスペンションやギアのセッティングが合わないと遅くなる。」(坂田)
レインタイヤという条件は同じだがテロルだけが速い。
13Lapで、テロルと2位のバスケスの差は20秒以上に。

後ろからラバトが上がってきて、エスパルガロ、バスケスに混ざって2位争い。
最終Lapで、バスケスは表彰台を狙って攻めた結果、転倒。「良いところを走っていてもやってしまう。」(坂田)
テロルが優勝。
テロルは、転倒で腰椎の圧迫骨折してドイツを欠場しており、これが復帰戦。サマーブレイク明けということもありリフレッシュしてレースに臨むことができた。
マルケスは、優勝は狙わずに転倒を避けてポイントを確保。


moto2
実況:高橋雄一
解説:青山周平
青山周平選手の解説もなめらかにできるようになってきた。

予選の転倒でアブラハムが欠場。地元なのに残念。

今回も手島雄介選手がスポット参戦。
ポールポジションは富沢祥也。

スタートで前に立ったのはエリアス。後ろに富沢。
前半は富沢がトップに立つ。イアンノーネはスタート直後は10番手。
8Lapあたりから、富沢は徐々に順位をさげて13番手まで下げる。

替わってイアンノーネが前に出てエリアスが後ろ。
イアンノーネはいつもの速さがなく、エリアスが13Lapで前にでて、そのまま逃げ切った。
高橋は4,5位から追い上げて3位。
ロルフォは2位集団走行中に、エンジントラブルでスローダウン、リタイア。
エリアス、イアンノーネ、高橋裕紀の順。
高橋裕紀は最終Lapでイアンノーネをパスして2位。

エリアスが優勝。
この優勝はグレッシーニのチームの100回目の表彰台。記念の100という数字の書かれたTシャツをスタッフが来ている。記念の表彰台を優勝で飾ることができた。


MotoGP
実況:中野謙吾
ゲスト:吉川和多留
解説:辻本聡

青山の代役は、デ・アンジェリス。
ピットに青山博一が来ている姿が流れた。
メカニックのマリオさんの追悼写真を持ってカメラに向けていた。


予選ではヤマハの2台、ロッシ、ロレンソともに転倒。
ロレンソは自分のことよりエンジンを心配する、と言うコメント。
2010シーズンのMotoGPクラスは18戦を6基で走らなければならない。



スタートでペドロサが良いスタートを見せる。ロレンソ、スピーズが後ろから追い上げて、ロレンソ、スピーズ、ペドロサの順に。ペドロサはスピーズを交わし、スピーズの後ろにはストーナーが上がる。

カピロッシ、ドビツィオーソ、カリオが転倒。
スズキは、カピロッシ、バウティスタとも転倒。
ドビツィオーソの転倒ではコース上にバイクが残り、オフィシャルがあわてて回収した。

「タイヤが思ったよりグリップしないのでは。」(辻本)

先頭は、
ロレンソ、ペドロサ、ストーナー、スピーズ、ロッシの順で固定。
スピーズはストーナーから少し離され、ロッシは追い上げられず。

ロレンソが優勝。ロレンソは今シーズン1位か2位を必ず取っている。

ロッシの移籍の話を聞かれた吉川氏は、翌日の発表まで何もわからない、と返事。

2010/10/05

[SWRC] 2010 第6戦 フィンランド

SWRC
2010 第6戦 フィンランド

放送:JSPORTS RallyWorld

ランキングトップのチェビ・ポンスはこのラリーをスキップした。

最終結果
ハンニネン
パーガンナー・アンダーソン
パトリック・サンデル

シリーズチャンピオンシップポイント
ポンス
パーガンナー・アンダーソン
マーティン・プロコップ

DAY 1
ヤリ・ケトマーは、ここでポイントをかせぐチャンス。
ところが、電気系トラブルで遅れ、この遅れを取り戻すためにプッシュしてミス。
SS8でリタイア。

2番手はランタネン、3番手はP-G・アンダーソン。

DAY2
トップのランタネンはサスペンション破損でリタイア。
スポット参戦のハンニネンが優勝。自分のペースで走ったP-G・アンダーソンが2位。

2010/10/03

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 2

フォーミュラ・ニッポン
2010年8月8日

観戦席の日陰
スタンドでは屋根の陰になる部分がサポーターズシートになっていた。
一般席で日陰になりそうな部分は座席の傾斜の切れ目。

[午前]
逃げ場がないのでここにはだれもいない。

[午後]
壁になっている部分に少しだけ影ができるので、ここに腰かけると日光は防げる。
壁になっているのでなかなか風が抜けないのが難点。
少し出っ張りがあるので普通に腰をかけることができる。

FCJ
7日、8日に予選と決勝2レースが行われた。
このレースはF3に行きたい若手のレースになっている。注目しているのは、松井孝允選手と小河諒選手(小河等選手の息子)。この日は松井選手が優勝した。RIREレーシングのシャーシはメタリックな感じが良い。
 タイヤの表面は一度溶けてまた固まった様子。レースは午前中に行われていたので路面温度はフォーミュラ・ニッポンよりは低かったはずだ。
 
 


スーパーFJ

ピットウォークの一番端の場所には、Zap speedの紫のシャーシが並んでいた。これはスーパーFJの車体。スーパーFJはピットウォークに常に参加するとは限らない。珍しいことなのでドライバーの方に話を聞いた。
中山 雅佳選手(7号車)
男女二人でチラシを配布というのは余り見ない風景。スーパーFJならではかもしれない。
FCJはスカラシップで下(カートなど)から上がってくる少年たちが多いので平均年齢が低い。それに比べてスーパーFJはどちらかというと走るのが好きで自腹でやっているアマチュアレーサーが多い、という印象。

中山雅佳選手は、日立オートモーティブシステムズ株式会社に勤務しながらレース活動をされている。会社は自動車に関連した企業なのでスポンサードがあるようだ。しかし、趣味に活動でもあるし地方選でもあるから、会社がすべてを賄うわけもなく、自分でスポンサーを集め、しかも、収入もすべて(?)つぎ込んでの活動となっている。
スーパーFJに通年参戦するとどのくらいの費用がかかるのか?質問してみた。
最低でも500万円は必要で、人によっては1000万円ぐらいは使っている、という。
自分だったらつぎ込めるお金がほぼゼロだから無理だなあ。どんなに速く走れても資金がないと続けられないスポーツだ。




Zap speedはスーパーFJの大手エントラントの一つ。何台か同じ色のシャーシが並ぶ。

こちらはもう1台のZap speed。
この車だったかどうか記憶があいまいだが、奥さまと子供たちが3人でチラシを配布していたような。

フォーミュラ・ニッポンの決勝の後でスーパーFJの決勝だ。
これまでは見ないで帰宅していた時間だった。しかし、今回は観戦。
この日に初めて知った選手なのに、サラリーマンをしながらレースをするということでなんとなく応援気分。
中山雅佳選手は予選5番手から上位のジャンプスタートなどもあって3位に上がった。後半ペースが上がらず最後の周回に90度コーナーでオーバーテイクされて4位。
旧型マシンとのことで性能差は仕方がない。それでも前半表彰台に届くかというところだったので、少し残念だった。
これまでスーパーFJは、神子島みか選手以外に注目したことが無かった。どんなレースでも応援する選手がいると面白い、という。全くその通りだ。

アマチュアレースのサポートスキーム
走りたいがお金が余りない。そんなアマチュアレーサーをサポートするやり方を年間500万円をベースとして考える。一人年間1万円をサポートする500人のサポーターがいればいい、ということはできないか。二輪の全日本ロードレースでは、個人スポンサーとなって少しのお金を寄付し、車体に名前を乗せてもらう、という方法を取っているのを見かける。二輪の場合、コアなファンがライダーについているのでそういうやり方が可能なのかもしれない。スーパーFJでも何かのやり方で熱心なサポーターを集めることができれば、少しずつの寄付で一人を支える、というのは可能なんじゃないだろうか。

自分の勤務先は社員の個人活動に対してスポンサーするというのは、よほど特別なこと(コネ?とかぬきんでた才能)が無い限り、ない。中山選手が日立オートモーティブシステムズ(株)からサポートを受けられることは恵まれている、と言えるかもしれない。
自分が勤務先からサポート受けて走っていたら、レースの成績が思うようにでないときや仕事で何かうまくいかないときは、なんとなく、サーキットでも会社でも気が重い、というデメリットはあるかもしれない。

20年近くの経済停滞がなければ日本経済はもっと成長できており、スポンサーできる企業も多いはずなのだ。モータースポーツは「実業団」のような会社丸抱えの仕組みはない(メーカーワークスというのはあるが)ので、景気の影響をモロに受けている。

2010/10/02

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 1

フォーミュラ・ニッポン 第4戦

2010年8月8日

ツインリンクもてぎ


観戦データ
入場料:5000円
駐車場:1000円
ピットウォーク:1000円

毎年、この時期のもてぎのレースは暑い。
コース周辺の観戦席にはほとんど日陰が無いので、水分を補給しても体温がなかなか下がらない。
しかしコースを離れるとツインリンクにはホテルやホールなど冷房のきいた建物があり、無料で休める。

実際、スタート直後少し気分が悪くなって一旦コレクションホールまで撤退して涼んだ。

この日はホンダの各販売店が招待したエンジョイホンダのイベントが共催されており、チケットゲート内は一般入場可能。チケット確認は観戦席裏のゲートで行う方式になっていた。


福祉車両展示

ホンダのいろいろな車両の福祉用改造の展示。ワンボックスカーの後部席に可動式の座席を取り付けたものを体験させてくれる。担当の方のお話を聞くと、
細かい寸法など人によって座り心地の良さが違うので実際に座って決めてほしい。
ホンダは他メーカーと違って個人向けが多いのであまり知られていないらしい。自分もホンダの軽自動車ZESTの改造車両があるというのは知らなかった。
青山のホンダ本社の地下一階に全車種がそろっているので、来ることができればそこで試してほしい、とのこと。
「福祉機器展では全メーカーが出展するので、そこに行くと全メーカーをためせます。」


実際に座ってみて使用する人の障害の程度と乗り降りしやすさを判断してほしい、寸法が合っていても障害の部位や程度によっては使えないこともあるから、試乗が大切、とのこと。

おみやげ

ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGOはサーキットのおみやげが販売されている。SUGOはその中では小規模だけど。
ツインリンクもてぎはもてぎオリジナルのお菓子をお土産にすることが多かった。
今回、余りにも暑くのどが渇いていたこともあって、おみやげにも飲みのも系。
栃木は関東圏ではゆず生産が最も多いそうだ。栃木で果物と言うとイチゴというイメージがあり、柑橘系の産地というのは意外。
薄めて飲んでみたら非常においしかった。



サポーターズシート

応援するチームごとのサポーターズシートが設けてある。これに参加すると祝勝会に参加(もしかすると抽選だったかも)することができるなどの特典付き。Team Le MansのところにあるもうひとつのポスターはJSPORTSチャネルの子ども向けの招待プログラム。





2010/10/01

[NASCAR] 2010 第22戦 ワトキンスグレン

NASCAR

2010年 第22戦 ワトキンスグレン

実況:福徳一志
解説:福山英朗

NASCARの36戦の中で2戦あるロードコースの2戦目。ソノマよりもロードコースっぽく見える。
昨年、サム・ホーニッシュ・ジュニアとジェフ・ゴードンの大クラッシュがあったため、エスケープが広くなったりアスファルトになったりしている。

26戦でチェイスに入る12人が決まる。今のところ12位を挟んだ上下6人ぐらいはまだどうなるか全く分からない状態。

デイル・アーンハート・ジュニア
予選で大失敗して40位。
キャリアワースト。ロードコースは不得意ではないので徐々に順位を上げるが、今回はレースの流れが悪く、アンダーグリーンのピットイン直後にコーション発生が2度あって、上がった順位を失う。

マーク・マーティン
過去20レース、リタイアしていない。
順位を争う他のドライバーよりも上位に入ることができ、12位に滑り込んだ。

ボリス・セッド
83号車。redbullのような良いチームで走れるのはハッピー。
10位以内に上がって順調にトップを狙える走り。しかし、トニー・スチュアートのイン側に強引に入った時にスチュアートにはじかれてスピンしてリタイア。


アンブローズ
ロードコースは得意。今シーズンは昨年よりも順位がよくない。来シーズンのことはまだ決まっていない。
最後のリスタートまではモントーヤについて2位だったりトップだったりしていたのに、最後のリスタートで順位を落としてしまい3位。

フアン・パブロ・モントーヤ
インディでは勝利に手が届きながらクラッシュ。
ロードコースは得意であり、これまでの勝利はロードコースでのもの。
圧倒的にトップを走って最後には大差でチェッカー。今シーズンは流れが良くなかったがここで久しぶりの1勝をあげた。


ジミー・ジョンソン
上位には上がれず10位から15位ぐらいをうろうろ。クラッシュしてかなり下位に沈む。
クラッシュの原因は後ろにいたカイル・ブッシュとの接触のようだった。TVではどの車と当たったのかははっきり分からず。
レース後のインタビューでは「ジェフ・ゴードンとカイルの接触が原因だったみたいだね。」と。車が決まっていなかったようだ。このとき、ジェフ・バートンとカイル・ブッシュがサイドバイサイドで走っていて、「まだこの二人はもめているので、頑張っているところにジミー・ジョンソンが入ったのかも」(福山)


右回りコース
ピットロードの走行方向が逆になる。
ピットクルーの動きが逆になる部分があるので慣れていない。
「タイヤがぱたぱた倒れるなんて普通は見ないですね。」(福山)
練習はしているのだがやはり通常の動きほどの慣れはなさそう。

チームの一週間
G+の番組では、レースの合間のアメリカの放送でコマーシャルをやるような時間に小さい番組をやる。今回はチームの一週間の動き。
月曜日は休んで
火曜日 基本セッティング開始整備。
水曜日 ドライバーはマシンセッティング確認。PM 運搬用ホーラーが出発した。
木曜日 移動日 (午前中はセッティングをする場合も)
金曜日プラクティス
土曜日 ファイナルプラクティス。予選。
日曜日 決勝

2010/09/30

[WRC] 2010 第8戦 フィンランド

WRC
2010年 第8戦 フィンランド

MC:山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

フィンランド人以外がほとんど勝っていないフィンランドラリー。

今年は2日間のイベントに再構成されており、距離は変わらないのでスケジュールがきつい。

ユハ・カンクネンが8年ぶりにスポット参戦。50歳になったこととラリーの60年記念。
コメントが独特な人で、インタビュワーがステージのゴールで車について聞くと「私は車に乗って運転するだけだよ。」と細かいセッティングは要求していないらしい。
「ひげが無いと違う人に見えます。」(古賀)
「器用なドライバー。環境に自分を合わせる。」(福井)

最終順位は8位。「ヒルボネンに隣に乗ってもらって教えてもらった。イタリアでヒルボネンを隣に乗せて教えたのはそんなに前ではないのに立場が逆になった。」
「「自分にとってこれ以上はないよ。フィンランド人としては2番目の順位だ。」
と少し涙ぐみながらコメント。


DAY 1
暑かった。
地元の人たちは家の前に棒を立てて、境界を示している。この棒はラリーが終わったころには車に倒されて無くなる。

SS4ではヒルボネンが大クラッシュ。何回回転したかわからない、とコ・ドライバー。
ドライバーには怪我はなかったようだ。
「ジャンプの着地が前輪の片方だけになって、その車輪を中心に回転したかのよう。」(福井)
このクラッシュでリタイア。サービスパークではカムコーダーのビューファインダーで録画した自分のクラッシュシーンを確認していた。

ラトバラがDAY1のトップ

DAY 2
オジェが速い。「2回目のフィンランドでこれだけ速いのはすごい。」(古賀)「今年のラリーでリタイアがない。これはワークスでは使ってみたいと思うドライバー。」(福井)

早朝に雨がふってちょっとしっとりしている。ルーズグラベルが落ち着いていて良い条件。

オジェはラトバラを追ってタイムを上げる。逆にペター・ソルベルグがなぜか徐々にタイムを落とす。
ローブはオジェほどではないが順位を少し上げて3位に入った。

ラトバラの最終ステージを見守るフォードのチームテントは緊張で静かになっていた。最後の最後まで安心できないラトバラだからこそか。
ラトバラはフィンランド人としてフィンランドラリーで優勝できてよかった、3歳のころからラリーをやりたいと思っていた、と。史上最年少優勝となった。

2010/09/29

[SBK] 2010 第10戦 シルバーストーン

2010 第10戦 シルバーストーン

全面改修された。
フラットなコース。

5902m

柳川明、清成龍一がスポット参戦。
2気筒にレギュレーション変更。最少重量が165から162kgに変更。

クラッチローがダブルウイン。ハスラムとビアッジの差はすこしだけ縮まった。
レイとクラッチローの神経戦のようなレースは面白かった。


race 1
レイがホールショット、ビアッジは3番手。
レイの後ろにクラッチロー、その後ろはかなり離れてファブリツィオ、ビアッジ。

クラッチローとレイは2,3回順位を入れ替える。「この二人は小さいときからずっとライバルで走っている。」(八代)。二人とも23,4歳。下位のレースからずっとライバルをやっているからバイクとレースステージが変わるだけでやっていることは同じだろう、と八代氏。

残り6Lでクラッチローが前に出ると、差が広がった。

レイが先頭のときはハスラムが追い付きそうだったのに、クラッチローが前でペースアップしたためハスラムは再び置き去りにされて3位。

race 2
レイとクラッチローが飛び出す展開。race 1と同じように二人は3位以下を離して2台のレース。

「race1ではレイのリアがかなり滑っていた。このレースでは安定している。クラッチローも付いて行くのは楽にできるのだが、オーバーテイクはちょっとリスクがあるかも。」

最後の2Lapまでクラッチローは後ろについていて、1コーナーではなく次のコーナーでパッシング。
残りは攻めの走りで走りきった。

ハスラムはペースが上がらず苦しい。キャミアが前に出て3位となりハスラムは後ろのトスランドをぎりぎり抑えて4位。ビアッジは6位。