ページ

2010/10/29

[WTCC] 2010 Rd 15,16 オシャスレーベン

世界ツーリングカー選手権
2010年 Round 15, 16 オシャスレーベン

実況:ピエール北川
解説:木下隆之


「BMWのホームコースとも言える。BMWに有利。」(木下)

Round 15
谷口行規選手がここに参戦。
「BMWの地元だが、朝のウォームアップからシボレーが元気」(木下)

ポールポジションはファーフス。
直角に近い1コーナーでは、プリオールがコースアウト。

タルキーニはクラッシュしてコースサイドに停止。コース脇からピットまで走行出来ずレース中はそこで待機となった。

トップはハフ。
ところがハフはスタート後の他車に対する行為でペナルティを受け、それを実行しなかったことで黒旗。
本人は全く納得していない様子。

2位のメヌがトップに立ちそのままゴールへ。


Round 16
3番手スタートのプリオールがホールショット。
そのまま、差を広げてフィニッシュ。中盤はほとんどTVに映らないぐらい前方にいた。

ミケルズはハフの前方でがんばっていたが、ハフにリアをプッシュされスピン。ポイント圏内から落ちてしまった。

モンテイロがドライブスルー。ラフなドライブで他車を繰り返しプッシュしたことに対するものだったようだ。

2010/10/28

[MotoGP] 2010 第12戦 サンマリノ

MotoGP
2010年 第12戦 サンマリノ ミサノ

125cc
実況:寺島淳司
解説:青木拓磨

坂田和人さんは今回は現地。

小山知良は5番グリッド。チームメカニックから「これ以上マシンにはやることがないからがんばれ」と。

 ポールポジションはブラッドリー・スミス。
 スタート前に、インディアナポリスのサポートレースで事故死したピーター・レンツのための黙とう。

 コースの特徴は
 3つのストレートで構成。低中速コーナーが多い。最終コーナーまでの右右右右ではタイヤに負荷がかかる。1コーナー、2ストレート入口、10コーナー入口がパッシングポイント。

マルク・マルケスがホールショット。
L1では、マルケス、エスパルガロ、バスケス、スミス、テロル。スミスはポールポジションから下がる。

L7で、テロルがマルケスの前に出る。ここからテロルはマルケスに後ろに付かれた状態で走る。

L18、テロルが後ろに付いてくるマルケスに「前に行け」とジェスチャー。「テロルは弱さを見せちゃいましたね。マルケスが抜かなかったらどうするつもりだったんでしょう。」(青木)

マルケスはこの後スパートしてテロルを引き離し、バスケスがテロルに近づいたがオーバーテイクは出来ず。マルケスは復活の勝利。


moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

ポールポジションはトニ・エリアス。
山口辰也がスポット参戦。SUGOの直後にイタリアに来てレースをする。ほとんど乗っていないバイクでのレースになるはず。「自分がここまでやるからモリワキに話をしてくれませんかとお願いしてこの機会ができた。後に続く選手のために自分が参戦する。」

L1 クルーゼルがホールショット。富沢も前にでて4番手。
L2 イアンノーネはトップに立つがジャンプスタートでライドスルーペナルティ。
L3 クルーゼル、レディング、富沢、エリアスの順の先頭集団。
L4 富沢がトップに出て、クルーゼル、エリアスが後ろに。
L6 コルシが上がってきて、エリアス、コルシ、富沢。
L9 パッシーニが転倒。パッシーニは解雇されて今回はスポット参戦していた。
L11 高橋裕紀は9番手。「車体があばれて大変。」(青木)TECH3は独自開発の車体。
L12 富沢が10コーナー付近のストレートでハイサイド転倒。集団の中での転倒だったため、後ろにいたレディング、デ・アンジェリスも巻き込んでのクラッシュ。すぐ担架で運ばれた映像が映る。
L22 高橋が6番手まであがったところで転倒。
L23 エリアス、シモンとコルシの差は7秒。その後ろにルティが1.2秒まで接近。
L25 イアンノーネは最後尾近くから追い上げて来ていたが、トラブルでスローダウン。

レース終了後、富沢選手を心配した日本人メディアやチームがメディカルセンター前に集まっている。富沢選手は近くの病院に搬送されたとの字幕。小山選手もメディカルセンター前に。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:辻本聡

ポールポジションはペドロサ。
2列目までのタイヤ選択はフロントがハード、リアがミディアム。
スタート
ペドロサがホールショット。
2コーナーでヘイデンとカピロッシが接触。「カピロッシがインに寄ってきてヘイデンと接触。」
ヘイデンはピットで修理している。
ペドロサは34秒4で走っており、2位以下と一周当たり0.5秒離す。
L12 ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ストーナー。ストーナーのペースが上がらず、ロッシがオーバーテイク。
L19 ストーナーはドビツィオーソにもかわされ、
ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ドビツィオーソ、ストーナー。
ドビツィオーソがロッシの後ろまで接近し、「ロッシは前を追うよりも後ろから逃げる走り」(辻本)

ロッシは最後には34秒4あたりまでペースを上げロレンソを追い、ドビツィオーソを引き離す。

ペドロサは最後はペースをコントロールしながらトップフィニッシュ。ロレンソは2位。
最後までペドロサのペースが落ちず、ロレンソもちょっと離されていた。

レース終了時には富沢選手の訃報はサーキットにも届いていた。表彰台の旗は半旗になり、インタビューではペドロサ、ロレンソ、ロッシ全員が、こんな日には勝利は何の意味もない、とコメント。

2010/10/25

RYTHEM 解散

2010年10月24日のutstreamで、RYTHEMが解散を発表。2010年12月にラストアルバム、2011年2月のライブで解散、とのこと。

二人のハーモニーは素晴らしいので、もっと続けてほしいなあ、と言うのが正直なところ。
アルバム「23」で二人の色が少し見えてきたなあ、と感じていたので少し前の「Ustreamで重大発表します。」というアナウンスで「解散かな」とは思っていた。

ラストライブはチケット取れないだろうなあ。

[NASCAR] 2010 第24戦 ブリストル

NASCAR
2010年 第24戦  ブリストル

解説:福山英朗

0.85km(0.533マイル) × 500
ターンがバリアブル 26から30度

バリアブルバンクになったため、2ワイドの走行が可能に。もっとバンクが厳しかったころは1列しかラインがなかった。

前日のNationWideで、カイル・ブッシュとブラッド・ケセロウスキがやり合った。ドライバー紹介でもお互いに相手を挑発しているようなスピーチで観客を沸かせる。

カイル・ブッシュは、トラックレース、NationWideと2勝。今日勝てば同じ週に3種類のレースを制覇する。これは史上初となる快挙。トラックレースの開催数が少ないため、3連勝の「ウィークエンドスイープ」は実現するチャンスが少ない。
カイルはスタート順位はあまりよくなかったため、「勝てばそうだけど」という感じで福山さんも解説。
しかし、180Lapあたりから上位に出て優勝。ルーティマンがステイアウトしてトップに出た直後にコーションが発生など運にも助けられ3冠を達成した。

クリント・ボーヤー vs マーク・マーティン
チェイスを争う12位、13位。
ボーヤーは順位を上げるために2タイヤのギャンブル。これで少し順位を上げた。270Lapあたりでボーヤーはトップ5位以内に上がり、マーティンより前に出た。
レース後にはボーヤーは12位へ。

ロングラン
ブリストルは伝統的にコーションが発生しやすいと言われているのだが、今回のレースではアンダーグリーンが発生するほどコーションが少ない。チームはコーションが多いという想定で車をセッティングしているのでロングランは想定外。

ジミー・ジョンソン
クラッシュしてかなり下位に落ちて再スタート。
このところ、なぜかめぐりあわせの悪いレースが多い。ここで悪い運を使うとチェイスでよかったりする、と福山さん。


デイル・アーンハートジュニア
30位前後から上がって一時期は7位を走り、最終的には13位。7位まで上がってもうちょっといけるのかというところで持ちこたえられない。「良い車ではないけどここまでくればいいのでは。復活してほしいですね。」(福山)
最近はジュニアファンの福山さんも「復活」と言うようになった(笑)。

2010/10/24

[スーパーGT] 2010 第6戦 鈴鹿

スーパーGT

2010年第6戦 鈴鹿 700km

放送:J-SPORTS
実況:下田恒幸、矢野武
解説:福山英朗、由良拓也

ポールポジション 500は、ARTA HSV010。
300はCINECITTA TAISAN PORCHE。

レースレギュレーションで、3回のピットおよびドライバー交代が義務付け。


ARTA
ARTAのポールポジションは第3ドライバーの小林崇志が出した。
小林がいきなりタイムをだしたことで、ホンダの他ドライバーも張り切って決勝を走った。
「30周ぐらいしか運転していない車で、しかも、仮眠していたところを起こされていきなり走ってチャンスを活かした。ダイヤの原石だと鈴木阿久里監督も思ったのではないか。」(由良)「情報処理能力がすごい」(福山)
Lap10あたりに、前の車のブレーキングに合わせてブレーキングしたとき、後ろの車に突っ込まれてリアを破損。これをピット時に修理するようオフィシャルが指示してタイムを失った。しかし、4位まで下がったが、次のピットではトップに戻り、トップ走行。

小林は決勝ではドライブすることはなく、井出とファーマンが2度ずつのスティントをこなした。が、小林が入ったことで流れが変わったとの評価。
ここまで5ポイントだけだったARTAが優勝。


PETRONAS vs.ウィダーHSV
この2台は、ランキング上位で共にこのレースではウェイトがかなり大きい。ウィダーは限界の100kgまで積んでいる。2台が前後になりレースの最後までポイントを争う。最終結果は9位(2ポイント)と10位(1ポイント)で、残り4LapでウィダーがPETRONASをオーバーテイクして9位に入った。
ウィダーはLap62に2回目のピットでジャッキアップ時にエンジンを止めておらず、一旦黒白旗を提示された後、最終的にこれがペナルティに。この決定がかなり時間が経過していたので「長くかかりましたね。」(由良)とのコメント。


カローラAxio
70kg以上のウェイトを乗せているにもかかわらず、上位を走行。L92までトップを走行。
ピット作業でレガシーB4に逆転され、2位に。残り数Lapで、追い上げてきたガライアにもオーバーテイクされ、3位。

EPSON HSV
作戦は他車よりも1ピット多く入り、あたらしいタイヤでスプリントを重ねることでウェイトの軽さを活かすレース戦略。トップから4位あたりを他車とのピットタイミングで上下して走行。もう少しペースが上がれば表彰台も狙える位置で最後のピットアウト。ここでタイヤの取り付けにミスがあり、右リアタイヤが外れた。ピットロード内だったのでローラーでピット位置まで戻して取りつけ直した。これで順位をかなり失い、7位で1Lapダウンのフィニッシュ。この後のレースではウェイトが軽減されるため、他車との差が縮まるので、このレースは大きなチャンスだった。これを考えると残念。

レガシーB4
セパンを休んで開発を行った。4WDからFRに変更し速くなった効果がでた。
「この車はずっと不調だったのでノーマークでしたね。」(由良)
ドライバーは山野哲也と佐々木孝太のコンビ。このコンビは一度300シリーズのチャンピオンを取ったことがある。

紫電
2回のペナルティを受けて、Lap105で故障してしまいガレージへ。

TOMICA Z
L80でバリア突入。左フロントのタイヤが外れたようだった。
「MOLA Zが序盤で下位に沈んでいるのでチャンスだったのだが」(由良)

2010/10/22

[SWRC] 2010 第7戦 ドイツ

SWRC

放送:JSPORTS Rally world

2010年 第7戦 ドイツ

SWRCでは初のターマックラリー。

DAY1
ポイントスタンディングでトップのポンスはSS1でミス。ラリーは5位。
プロコップがトップに立つ。

DAY2
P-G アンダーソンが追い上げて1位。これを追うサンデルとの差は5.8秒。
ブリニルドセン、コースアウトして畑の中を走る。
「畑仕事をしたよ。コントロールを失って6速全開はexcitingだよ。」

DAY3
P-G. アンダーソンはリアホール破損で、後退。
サンデルがプロコップをリードして最終SSへ。ここで差は3.5秒。
最終SSを終わって4.7秒。
サンデルは初優勝。

2010/10/21

[IndyCar] 2010 第14戦 シカゴランド

IndyCar
2010 第14戦 シカゴランド

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮

路面はグリージー(グリースっぽい)らしい。
1.5マイル×200

ライアン・ブリスコー、ここでのポールは3年連続。
ダリオが先頭に立ってからの数十周はトップ争いが面白く見ごたえのあるレースになった。


佐藤琢磨

 ピットアウトでEJビソに当てられた。佐藤選手が後ろから先にピットして走っていたところにピットアウトして出てきたビソが当たった。「あり得ない。ミーティングをしないとまずい。」(佐藤)


武藤英紀
レース前は車のセッティングが決まっていないような感じだったが、走ってみると13位。高い順位ではないが、良い設定ングが見つかったことでレース後のコメントは明るかった。
コーション中に、タグリアーニとメイラの接触に巻き込まれ、ハーフスピンした。サスペンションには栄居がなかったようでタイヤ交換後そのまま走行でき完走。

ウィル・パワー
ここで優勝するとシーズンの優勝に近づけるレース。最後までトップ3台の中にいたが、ガス欠でピットイン。16位。「レースではこういうこともある。最後まで上位で走れた。」とコメント。これでポイント上のリードがなくなって厳しい戦いに。

ダリオ・フランキティ
終盤まで10位あたり。最後のピットでタイヤ無交換でトップに出、「うまい位置取り」(松浦)でパワーとウェルドンを抑え込んで優勝。パワーのガス欠にも助けられた。

サラ・フィッシャー
ピットタイミングをずらせて、最後に全員がピットインするときにステイアウトで前に出る作戦。走行位置が思ったよりも後ろでラップバックできず、トップに出ることはできなかった。

2010/10/20

[MotoGP] 2010 第11戦 インディアナポリス

MotoGP
2010年 第11戦 インディアナポリス

インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのレース。このサーキットでのレースは、IndyCar, NASCAR、MotoGPのみ。二輪はMotoGPのみなのでラインをはずすと路面があまりきれいではない。一部オーバルも使用するので路面が変わってμが3種類ある。


125cc

スタートからマルク・マルケスが飛び出す。テロルがマルケスの後ろで追走。
9Lapでマルケスがトップ走行中に転倒。ここでテロルから後ろは8秒ほどの差があったため、このままのフィニッシュとなった。

小山は、スタート後に少し順位を落としてそこから抜けることができなかった。13Lapでスリップダウンしてピットまで戻った後、リタイア。

マルケスは転倒後に再び追い上げて7番手あたりまだ上がり、前のモンカヨ、クルメナッハーにぴたりとつく。ここでコースアウトからショートカットして前に追いついてしまい、パッシングした。フィニッシュでの順位は5位。しかし、ショートカット行為がペナルティを受け、最終順位は10位に。


moto2

スタートの2コーナーで転倒。4台のからみが2か所で発生し、富沢祥也は後ろの4台にいた。
赤旗で再スタートが切られることになった。しかし、富沢はフロントホークが折れ、ピットに戻り用意をしていたが再スタートできず。右手首も傷めていた。

荒れたレースで10台ほどが転倒。日本人ライダー、富沢、高橋、手島は転倒もしくは巻き込まれた。高橋はピットでバイクを修理して再スタート。走行が少なかったインディアナポリスでテストを兼ねた周回を重ね、26位で完走フィニッシュ。

38台出走で26台完走、という荒れたレース。ファウベルがコース上で転倒しオイルが燃え上がり、赤旗かそ心配したが、オイルは少なくラインから外れていたためか、そのまま続行。

シモーネ・コルシは最後尾39グリッドから5位まで上げた。「今まで最高じゃないですかね?これができるのもmoto2という…」(青木)

エリアスが1回目、2回目ともスタートよく前に出た。
エリアス、シモン、レディングの3台と4位のウィライロー以下の差が3秒前後まで広がり、ウィライローの転倒、イアンノーネが4位に上がるなど4位以下では順位を入れ替えた。

エリアスは38度の熱があったらしい。これで3連勝。


「エリアスにお疲れ様といいたい。それと、ロジャー・リー・ヘイデンがアメリカ・ホンダ・モリワキとして完走できたことを嬉しく思います。」(森脇緑)

MotoGP
高橋雄一
宮城光
中野真矢

青山がここから復帰。中野真矢は事前に電話で話をしたらしい。「怖いと思う。心配したが、予選でも長く走れているので青山なりのペースで来ている。」
スズキの不調について「若手とベテランの組み合わせ。良いと思ったが怪我などで乗りきれない。」

ベン・スピーズがサテライトチームとして久々のポールポジション。
スピーズは2011年はヤマハのワークスに乗ることが決まった。

スタートではスピーズがトップ。スピーズ、ペドロサ、ドビツィオーソ、ロレンソ、ロッシ、ヘイデン。

ペドロサが8Lapあたりでオーバーテイクする。
ストーナーはヘイデンをパスして前に出るが転倒。路面のグリップが悪いのか、という話に関連して
「アメリカのレースでは路面の善し悪しなどはあまり言わない。」(宮城)とのこと。

エドワーズはピットでタイヤを交換してもう一度出た。

ミカ・カリオが転倒。
「今シーズンはコーナー入口での転倒が多い。800ccはコーナースピードが高い。1000ccから危険を減らすために800ccになった。ところが、転倒するとバイクが飛んで行ってしまう。」

ペドロサの後ろはスピーズとロレンソ。ドビツィオーソはロッシに抜かれて5位。

今年のロッシは「ロッシの人間なのかな、と思った。入院して復帰したときは、よかったと思うのと同時に、また同じことをやったら、と思う。」(中野)

「スピーズはフロントに加重をかける。消耗するはずだがフィジカルが強いようだ。」(中野)

ロレンソは3位。全レース1,2位のロレンソは3位が最低の順位。

2010/10/19

[DTM] 2010 第5戦 ニュルブルクリンク

ドイツツーリングマスターズ
2010年 第5戦 ニュルブルクリンク

実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

グランプリコースの3.629kmを使用。
今シーズン恒例のドライバーコメントでは、「走りやすい。空力が重要。シケインで減速に失敗すると縁石でタイヤを傷める。」など。

トムツェックはショートカットでペナルティを受け13番手からスタート。

予選結果は、メルセデスが強かった。アウディはポールポジションのエクストロームだけ。

決勝
スタートでエクストロームがホイルスピンして順位がさがり、1コーナーでアウト側に飛び出してまた下がって7番手。スタートの後方では、スージー・ストダートが曲がり切れずにヴィンケルホックを巻き添えにしてリタイア。クルサードはストールしてしまいほぼ最後尾からスタートに。

スペングラー、ディレスタ、グリーン、シャイダーの順でレースは安定。

その後、2度のピット作業での順位入れ替わりがあって、スペングラー、ディレスタ、パフェ、シャイダーに。
グリーンは順位を下げて後ろからラルフ・シューマッハの追撃を受ける。

優勝はスペングラー。スペングラーは全戦表彰台に乗っている。

2010/10/18

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ

フォーミュラ・ニッポン
2010年8月8日
ツインリンクもてぎ


小泉 洋史
77シーエムエスモータースポーツ プロジェクト
F3 Nクラスでのエントリー


ロイック・デュバル(Loic Duval)
1DOCOMO TEAM DANDELION RACING





石浦 宏明ケイ・コッツォリーノ(Kei Cozzolino)
8Team LeMans
7Team LeMans
七瀬こまみ,大山美保, 坂地久美





ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ (Joao Paulo de Oliveira)平手 晃平
19Mobil1 TEAM IMPUL
20Mobil1 TEAM IMPUL

富士では平手が優勝&プロポーズという大イベントで盛り上がった。オリベイラはシリーズをねらえるかなあ、という位置。レースまえのTVコメントでは「悪い時は悪いなりにポイントを取る。」とのことで、スタートで少し遅れながらなんとかポイントを獲得。平手選手はちょっと脱水気味になりながら3位。


アンドレ・ロッテラー (Andre Lotterer)大嶋 和也
36PETRONAS TEAM TOM'S
7PETRONAS TEAM TOM'S
上條かすみ,佐野真彩

ロッテラー選手は車両トラブルでリタイア。一旦は直してスタートしたように見えたのだが、結局止まってしまった模様。大嶋選手は7位スタートから5位へ順位を上げた。ロッテラー選手は暑そう。


小暮 卓史山本 尚貴
32NAKAJIMA RACING
31NAKAJIMA RACING

たぶん二人ともホームコースと言っていいのではないか。山本"部長"尚貴選手はルーキーランキングのトップ。2位のコッツォリーノ選手とは差が大きい。今年のレース数を考えるとおそらく獲得できる。小暮選手はスタートで2位になり、ピット作業で一旦3位に落ちた。その後、平手選手をパスして2位。


2010/10/17

[WRC] 2010 第9戦 ドイツ

WRC 世界ラリー選手権
2010年 第9戦 ドイツ

MC: 山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介


405.67km 48kmのSSがある。
路面の変化が大きい。DAY1 は直線とヘアピン。ハンドブレーキを頻繁に使ってターン。
DAY2は軍用車両のテストコース。コンクリート路面がひび割れている。路肩には大きなブロック。

DAY 1
SS1 ペター・ソルベルグはスローパンクチャー。調子がよかったのにいきなり遅れた。
 ストバートチームにはフランソワ・デュバルがターマック職人として助っ人。ここでは良い成績を上げたこともある。ドライブシャフトを折ってしまった。「ドライブシャフトが折れるのはしょっちゅうです」(福井)

ソルドのコ・ドライバーが変わった。これまでのコ・ドラとはあまりうまくいっていなかったので、チームのスタッフドライバーが今回からコ・ドラに。「はじめてだがうまくやっている。」と満足げなソルド。「久しぶりに元気な走り。」(福井、古賀)

 SS6 ペターはまたパンク。ローブはすこしオーバーシュートした。

DAY 1のトップはローブ。ソルドは好調でローブについて2位。

 DAY 2

S7はグラベル。ヒルボネンはタイムが出ない。「自信がもてない。車なのか自分なのかわからないが自信がない。」とコメント。「マキネンが勝てなくなったことがあった。急に遅くなるとは考えられないのだが勝てなくなった。」(福井)
S11 ヒルボネン。ギアトラブルを起こしデイリタイア。このリタイアでヒルボネンは自力チャンピオンの可能性が消えた。

SS10とSS14が40km以上のロングコース。「ローブは集中力が切れない。」(古賀)
SS14のリピートステージでは「タイヤを持たせる走りをした。」(ローブ)

DAY 3
「ライコネンは細かいコーナーでミスをしている。」(古賀)「ラリーが面白いのはここから。」(福井)
ブロックはオルタネータが故障。「9位で終われると思っていた。」とがっくり。

SS19
ライコネンはステージトップタイム。これは参戦して初めて。

ローブはドイツ8連勝。同じラリーで8連勝というのはあまりないのでは。「グロンホルムがフィンランドで4連勝というのがありましたね。」(福井)
ソルドは確実なドライブで2位。

2010/10/12

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 3

フォーミュラ・ニッポン
2010 第4戦  もてぎ
2010年8月8日


3松田 次生KONDO RACING



このレースから松田次生が3号車で参戦。しかし、スポンサーがついていないのでほぼ真っ白なシャーシ。決勝では接触があってLapする前に終わってしまった。TVでコメントしていた松田次生は怒り爆発。後ろから井出有治に接触された模様。


19黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMG
F3 NクラスにKCMGから参戦している黒田選手。



18平中 克幸KCMG
三樹レイカ 小林梨沙

予選10位から決勝7位。コメントで「チーム状態はよくなっている。」と前向き。
KCMGは中国企業で正式な英語名はKC Motorgroup Ltd.という。1台体制の新チームなので体制が整って車が思い通りになるまでには時間がかかる。富士よりも調子はよさそう。
中国企業から見た日本のモータスポーツにはまだ魅力があるのか。日本の経済停滞により日本企業のスポンサーが撤退続きである、という現実をどうにかするべきなんだろう。


 


29井口 卓人DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING

サイン会をしていてかなりの待ち行列。第3戦から後ろからのマシンとバトルができるようになった。とはいってもまだ上位に出るほどではない。



10塚越 広大HFDP RACING

雨のもてぎでドライタイヤで走ったのが印象深いので、「塚越はもてぎでやってくれる。」という期待が大きい。
 

併催レースより
内山香、大塚郁実

川村えみ、盛田 しのぶ

2010/10/11

[FIA GT1] 2010 第5戦 スパ・フランコルシャン

FIA GT1
2010 第5戦 スパ・フランコルシャン

放送:JSPORTS
実 況:中村義昭
解説:荒聖治

2010年7月29日から8月1日

コースはテクニカル。ドライバーにとっては楽しい。オールージュは6速でアクセルを緩めて通過する。

決勝

荒選手の4号車は「コルベットと接触。タイヤバルブが折れてしまい、ピットへ。」そういうことはよくあるのですか?との問いには「余りないんですけどねぇ。」
チーム体制を強化してもらいコンディションが良かっただけに残念。「これを結果につなげたい。」

ランボルギーニが好調。
「4台とも速いということはこのコースにあっているんでしょうね。」
レース中に3台がトラブルなどで遅れてしまい、最終的には25号車のみが上位に残り優勝。

GT-R
23号車、3位から2位に上がり最終ラップに入ったところでトラブルでストップ。ギアがローに入ってブレーキもかからない状態。ダンブレックもクルムもがっくり。「エンジントラブルだと思うがよくわからない。とにかく残念。」(クルム)
ここで表彰台に乗れば23号車は3レース連続の表彰台になるところ。

コルベット
11号車トップに出た後で、いきなりパンク。
「ここはピットから遠い。慎重に戻らないと他をこわしてしまう。カウルばかりかブレーキラインを切ってしまうこともある。」(荒)
順調だったのにいきなりパンクした、とドライバー。

最終コーナー
スピンが多く発生。
「タイトなコーナー。速度がおそくなり接近してしまうので接触が多い。」(荒)

SCラン
19Lapでコース上に部品が散乱して、SC導入。ここまで5号車フォードが大きくリードしていたのに、ここで一気に差が縮まる。
「先頭を走っていると、ここで流れを止めないでくれ、と思う。」(荒)
この機に23号車GT-Rは3位まで上昇。

2010/10/10

[IRC] 2010 第7戦 ラリーアコレス

Intercontinental rally challenge
2010年 第7戦  ラリーアコレス

放送 GAORA

2009年チャンピオンのクリス・ミークはここまで4戦ノーポイントがある。
「無理はしないようにする。」

DAY 1
ハンニネンがトップ。
ミークは6位。慎重になりすぎ。

DAY 2
ミーク「3速以上ではコントロールできない。怖くてギアが上げられない。」崖でスピン。
バンクしたがスペアがない。
ハンニネン パンクしても攻め続けた。

DAY 3
ミケルソン SS14で牛を2頭轢く。コース上に牛がいるためこのステージはキャンセルになった。
「壊れていなくて走り続けられてラッキー。」
ハンニネン パンクして2分近いロス。3位。
ミーク 最終日になってやっと調子が出てきた。2位フィニッシュ。
マガラエス 優勝。

コリン・マクレートロフィーはマガラエスに授与。

2010/10/08

[NASCAR] 2010 第23戦 ブルックリン

NASCAR

2010 第23戦 ブルックリン

放送:G+
実況:藤田大介
解説:石見周

2マイル×200 = 400マイル

ケーシー・ケインは、2011年シーズンはredbullで走ることが決定。2012年シーズンはヘンドリックに移籍が決まっているので1年だけの契約。redbullのオーナーはケインのタレント性が欲しいのだ、と明言。

ジャック・ラウシュが飛行機事故から復帰。左目以外は治ったよ、と本人。
「左目の視力は戻らないだろう、と言われている。」(石見)
まだ色の濃いサングラスをかけてはいるが背筋を伸ばしてピットで観戦。


ポール・メナードがリチャード・チルドレスと複数年契約。
「(ポール・メナードの実家はメナードなので)大きなスポンサーが欲しかったのかな、と。RCRは3カー体制でうまくいっていたのになぜ戻すのか、という声も。」(石見)


ケビン・ハービック
序盤では上位を走りながら、アウト側、イン側といろいろなラインを試して走る。
160Lapぐらいからは、ペースが上がらなくなったように見えたが、最終の10Lapでデニー・ハムリンをパスしてトップに立つ。ハムリンはハービックに追いつくことができず単独走行で優勝。
最後の残り37Lapではステイアウトしてトップに残り、古いタイヤで走った。
クルー・チーフは「180ポイントのリードがあるからギャンブルができた。」
この優勝でチェイスを確定。

ジョーイ・ロガーノ vs ライアン・ニューマン
この二人はなぜか今シーズンはおなじような場所で接触したりバトルしている。
ニューマンがアウトに並んだときにロガーノがルースになって接触。ニューマンはスピン。
レースが終わってからニューマンがロガーノに詰め寄って言いあい。



クリント・ボーヤー vs マーク・マーティン
ボーヤーとマーティンはチェイス圏内の12位を挟んで争う。
スタートからボーヤーが前に出て、マーティンは下位。マーティンはフロントをウォールで破損し、ガムテープで修理。ボーヤーは「5位以内に入れる車だとわかっている」(石見)。しかし、10位以内に入るのが難しく上がったり下がったり。
マーク・マーティンは順位を上げることができず、クリント・ボーヤーが12位に入る。

2010/10/07

[IndyCar] 2010 第12戦 ミッドオハイオ

IndyCar
2010年 第12戦 ミッドオハイオ

ロードコースチャンピオンシップ
今年はロードコースとオーバルのチャンピオンを別々に決める。ウィル・パワーは大差でロードコースの1位。このレースでスタートすればロードコースのチャンピオンは決定する、ということでほぼ決定。


佐藤琢磨
予選で3位。テストもできて、かなり手ごたえがあった、とコメント。
レースでも一時は2位に上がり、パワーの後ろを走る。
ピットワークでミスがあって順位が大きく下がってしまったことで焦ったのか、ディクソンをオーバーテイクするためにコーナーのイン側のダストに乗ってコースアウト。バリアに突っ込んでリタイア。
直後の無線がTVで流れた。"I'm Sorry."という佐藤琢磨に対して、"Don't be sorry."とピットから返事が返っていた。

武藤英紀
ピットワークの時間がかかってしまったりコーションのタイミングが不利だったりして、なかなか順位が上がらない。しかし、最後には2台をパスして順位を上げた。



アレックス・タグリアーニ
ピット作戦でギャンブル。ぎりぎり1ピットで済ませるところで一度ピットイン。このあとステイアウトしてポジションを上げてトップまで行く。61Lapになったところでピットインする。このピットワークでホースのトラブルがあり少し順位を下げた。それでも作戦そのものは成功。

ダリオ・フランキティ
スタートではウィル・パワーの後ろ。一旦前に出るとタグリアーニがトップを取った以外は、先頭。
この優勝で、チップ・ガナッシのチームに全参戦シリーズでの優勝をもたらした。チップ・ガナッシは、GrandAm、NASCAR、IndyCarのシリーズでその週の優勝上げた。
チップ・ガナッシは、3大レース(Daytona 500, Indy 500, Brichyard 400)で今年勝利した。今年は当たり年。


シモーナ・デ・シルベストロ
スタートから6位、7位あたりを走行。安定して速い。マルコ・アンドレッティを抑えて前を走った。
上位にいながらクラッシュでリタイアも多いが、このレースでは完走。1台体制ながら善戦。

2010/10/06

[MotoGP] 2010 第10戦 ブルノ

MotoGP

2010年
第10戦  ブルノ


125cc

実況:寺島淳司
解説:坂田和人

坂田さんはこのブルノで3年連続ポールトゥウインを決めたことがある。
テロルもここでは強い。「相性というのはある。」(坂田)
ウォームアップラップ直前に強い雨。黄旗が振られ、タイヤ交換の猶予ができる。ここで前3列は全部レインタイヤに。
予選ではドライコンディションの中、転倒が多かった。
マルク・マルケスが転倒して方を脱臼した。
スタート前にはマリオ・ガレオティさんのための黙とうの時間がある。

2012年、125ccクラスはmoto3クラス(4ストローク、250cc)へ移行すると発表されたらしい。




スタートでは、バスケス、マルケス、テロルの順。テロルはこの後追い上げて、
テロル、バスケス、エスパルガロ、フォルガー、マルケス
の順に。
路面は乾いていく。濡れていたのはスタートライン周辺だけだったらしい。
「ストレートで水しぶきが上がっていなければスリックを選ぶんですが、なぜみんなレインなのか。突然の雨で動揺してしまったですかね。」(坂田)

「同じレインでもサスペンションやギアのセッティングが合わないと遅くなる。」(坂田)
レインタイヤという条件は同じだがテロルだけが速い。
13Lapで、テロルと2位のバスケスの差は20秒以上に。

後ろからラバトが上がってきて、エスパルガロ、バスケスに混ざって2位争い。
最終Lapで、バスケスは表彰台を狙って攻めた結果、転倒。「良いところを走っていてもやってしまう。」(坂田)
テロルが優勝。
テロルは、転倒で腰椎の圧迫骨折してドイツを欠場しており、これが復帰戦。サマーブレイク明けということもありリフレッシュしてレースに臨むことができた。
マルケスは、優勝は狙わずに転倒を避けてポイントを確保。


moto2
実況:高橋雄一
解説:青山周平
青山周平選手の解説もなめらかにできるようになってきた。

予選の転倒でアブラハムが欠場。地元なのに残念。

今回も手島雄介選手がスポット参戦。
ポールポジションは富沢祥也。

スタートで前に立ったのはエリアス。後ろに富沢。
前半は富沢がトップに立つ。イアンノーネはスタート直後は10番手。
8Lapあたりから、富沢は徐々に順位をさげて13番手まで下げる。

替わってイアンノーネが前に出てエリアスが後ろ。
イアンノーネはいつもの速さがなく、エリアスが13Lapで前にでて、そのまま逃げ切った。
高橋は4,5位から追い上げて3位。
ロルフォは2位集団走行中に、エンジントラブルでスローダウン、リタイア。
エリアス、イアンノーネ、高橋裕紀の順。
高橋裕紀は最終Lapでイアンノーネをパスして2位。

エリアスが優勝。
この優勝はグレッシーニのチームの100回目の表彰台。記念の100という数字の書かれたTシャツをスタッフが来ている。記念の表彰台を優勝で飾ることができた。


MotoGP
実況:中野謙吾
ゲスト:吉川和多留
解説:辻本聡

青山の代役は、デ・アンジェリス。
ピットに青山博一が来ている姿が流れた。
メカニックのマリオさんの追悼写真を持ってカメラに向けていた。


予選ではヤマハの2台、ロッシ、ロレンソともに転倒。
ロレンソは自分のことよりエンジンを心配する、と言うコメント。
2010シーズンのMotoGPクラスは18戦を6基で走らなければならない。



スタートでペドロサが良いスタートを見せる。ロレンソ、スピーズが後ろから追い上げて、ロレンソ、スピーズ、ペドロサの順に。ペドロサはスピーズを交わし、スピーズの後ろにはストーナーが上がる。

カピロッシ、ドビツィオーソ、カリオが転倒。
スズキは、カピロッシ、バウティスタとも転倒。
ドビツィオーソの転倒ではコース上にバイクが残り、オフィシャルがあわてて回収した。

「タイヤが思ったよりグリップしないのでは。」(辻本)

先頭は、
ロレンソ、ペドロサ、ストーナー、スピーズ、ロッシの順で固定。
スピーズはストーナーから少し離され、ロッシは追い上げられず。

ロレンソが優勝。ロレンソは今シーズン1位か2位を必ず取っている。

ロッシの移籍の話を聞かれた吉川氏は、翌日の発表まで何もわからない、と返事。

2010/10/05

[SWRC] 2010 第6戦 フィンランド

SWRC
2010 第6戦 フィンランド

放送:JSPORTS RallyWorld

ランキングトップのチェビ・ポンスはこのラリーをスキップした。

最終結果
ハンニネン
パーガンナー・アンダーソン
パトリック・サンデル

シリーズチャンピオンシップポイント
ポンス
パーガンナー・アンダーソン
マーティン・プロコップ

DAY 1
ヤリ・ケトマーは、ここでポイントをかせぐチャンス。
ところが、電気系トラブルで遅れ、この遅れを取り戻すためにプッシュしてミス。
SS8でリタイア。

2番手はランタネン、3番手はP-G・アンダーソン。

DAY2
トップのランタネンはサスペンション破損でリタイア。
スポット参戦のハンニネンが優勝。自分のペースで走ったP-G・アンダーソンが2位。

2010/10/03

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 2

フォーミュラ・ニッポン
2010年8月8日

観戦席の日陰
スタンドでは屋根の陰になる部分がサポーターズシートになっていた。
一般席で日陰になりそうな部分は座席の傾斜の切れ目。

[午前]
逃げ場がないのでここにはだれもいない。

[午後]
壁になっている部分に少しだけ影ができるので、ここに腰かけると日光は防げる。
壁になっているのでなかなか風が抜けないのが難点。
少し出っ張りがあるので普通に腰をかけることができる。

FCJ
7日、8日に予選と決勝2レースが行われた。
このレースはF3に行きたい若手のレースになっている。注目しているのは、松井孝允選手と小河諒選手(小河等選手の息子)。この日は松井選手が優勝した。RIREレーシングのシャーシはメタリックな感じが良い。
 タイヤの表面は一度溶けてまた固まった様子。レースは午前中に行われていたので路面温度はフォーミュラ・ニッポンよりは低かったはずだ。
 
 


スーパーFJ

ピットウォークの一番端の場所には、Zap speedの紫のシャーシが並んでいた。これはスーパーFJの車体。スーパーFJはピットウォークに常に参加するとは限らない。珍しいことなのでドライバーの方に話を聞いた。
中山 雅佳選手(7号車)
男女二人でチラシを配布というのは余り見ない風景。スーパーFJならではかもしれない。
FCJはスカラシップで下(カートなど)から上がってくる少年たちが多いので平均年齢が低い。それに比べてスーパーFJはどちらかというと走るのが好きで自腹でやっているアマチュアレーサーが多い、という印象。

中山雅佳選手は、日立オートモーティブシステムズ株式会社に勤務しながらレース活動をされている。会社は自動車に関連した企業なのでスポンサードがあるようだ。しかし、趣味に活動でもあるし地方選でもあるから、会社がすべてを賄うわけもなく、自分でスポンサーを集め、しかも、収入もすべて(?)つぎ込んでの活動となっている。
スーパーFJに通年参戦するとどのくらいの費用がかかるのか?質問してみた。
最低でも500万円は必要で、人によっては1000万円ぐらいは使っている、という。
自分だったらつぎ込めるお金がほぼゼロだから無理だなあ。どんなに速く走れても資金がないと続けられないスポーツだ。




Zap speedはスーパーFJの大手エントラントの一つ。何台か同じ色のシャーシが並ぶ。

こちらはもう1台のZap speed。
この車だったかどうか記憶があいまいだが、奥さまと子供たちが3人でチラシを配布していたような。

フォーミュラ・ニッポンの決勝の後でスーパーFJの決勝だ。
これまでは見ないで帰宅していた時間だった。しかし、今回は観戦。
この日に初めて知った選手なのに、サラリーマンをしながらレースをするということでなんとなく応援気分。
中山雅佳選手は予選5番手から上位のジャンプスタートなどもあって3位に上がった。後半ペースが上がらず最後の周回に90度コーナーでオーバーテイクされて4位。
旧型マシンとのことで性能差は仕方がない。それでも前半表彰台に届くかというところだったので、少し残念だった。
これまでスーパーFJは、神子島みか選手以外に注目したことが無かった。どんなレースでも応援する選手がいると面白い、という。全くその通りだ。

アマチュアレースのサポートスキーム
走りたいがお金が余りない。そんなアマチュアレーサーをサポートするやり方を年間500万円をベースとして考える。一人年間1万円をサポートする500人のサポーターがいればいい、ということはできないか。二輪の全日本ロードレースでは、個人スポンサーとなって少しのお金を寄付し、車体に名前を乗せてもらう、という方法を取っているのを見かける。二輪の場合、コアなファンがライダーについているのでそういうやり方が可能なのかもしれない。スーパーFJでも何かのやり方で熱心なサポーターを集めることができれば、少しずつの寄付で一人を支える、というのは可能なんじゃないだろうか。

自分の勤務先は社員の個人活動に対してスポンサーするというのは、よほど特別なこと(コネ?とかぬきんでた才能)が無い限り、ない。中山選手が日立オートモーティブシステムズ(株)からサポートを受けられることは恵まれている、と言えるかもしれない。
自分が勤務先からサポート受けて走っていたら、レースの成績が思うようにでないときや仕事で何かうまくいかないときは、なんとなく、サーキットでも会社でも気が重い、というデメリットはあるかもしれない。

20年近くの経済停滞がなければ日本経済はもっと成長できており、スポンサーできる企業も多いはずなのだ。モータースポーツは「実業団」のような会社丸抱えの仕組みはない(メーカーワークスというのはあるが)ので、景気の影響をモロに受けている。

2010/10/02

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第4戦 もてぎ part 1

フォーミュラ・ニッポン 第4戦

2010年8月8日

ツインリンクもてぎ


観戦データ
入場料:5000円
駐車場:1000円
ピットウォーク:1000円

毎年、この時期のもてぎのレースは暑い。
コース周辺の観戦席にはほとんど日陰が無いので、水分を補給しても体温がなかなか下がらない。
しかしコースを離れるとツインリンクにはホテルやホールなど冷房のきいた建物があり、無料で休める。

実際、スタート直後少し気分が悪くなって一旦コレクションホールまで撤退して涼んだ。

この日はホンダの各販売店が招待したエンジョイホンダのイベントが共催されており、チケットゲート内は一般入場可能。チケット確認は観戦席裏のゲートで行う方式になっていた。


福祉車両展示

ホンダのいろいろな車両の福祉用改造の展示。ワンボックスカーの後部席に可動式の座席を取り付けたものを体験させてくれる。担当の方のお話を聞くと、
細かい寸法など人によって座り心地の良さが違うので実際に座って決めてほしい。
ホンダは他メーカーと違って個人向けが多いのであまり知られていないらしい。自分もホンダの軽自動車ZESTの改造車両があるというのは知らなかった。
青山のホンダ本社の地下一階に全車種がそろっているので、来ることができればそこで試してほしい、とのこと。
「福祉機器展では全メーカーが出展するので、そこに行くと全メーカーをためせます。」


実際に座ってみて使用する人の障害の程度と乗り降りしやすさを判断してほしい、寸法が合っていても障害の部位や程度によっては使えないこともあるから、試乗が大切、とのこと。

おみやげ

ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGOはサーキットのおみやげが販売されている。SUGOはその中では小規模だけど。
ツインリンクもてぎはもてぎオリジナルのお菓子をお土産にすることが多かった。
今回、余りにも暑くのどが渇いていたこともあって、おみやげにも飲みのも系。
栃木は関東圏ではゆず生産が最も多いそうだ。栃木で果物と言うとイチゴというイメージがあり、柑橘系の産地というのは意外。
薄めて飲んでみたら非常においしかった。



サポーターズシート

応援するチームごとのサポーターズシートが設けてある。これに参加すると祝勝会に参加(もしかすると抽選だったかも)することができるなどの特典付き。Team Le MansのところにあるもうひとつのポスターはJSPORTSチャネルの子ども向けの招待プログラム。





2010/10/01

[NASCAR] 2010 第22戦 ワトキンスグレン

NASCAR

2010年 第22戦 ワトキンスグレン

実況:福徳一志
解説:福山英朗

NASCARの36戦の中で2戦あるロードコースの2戦目。ソノマよりもロードコースっぽく見える。
昨年、サム・ホーニッシュ・ジュニアとジェフ・ゴードンの大クラッシュがあったため、エスケープが広くなったりアスファルトになったりしている。

26戦でチェイスに入る12人が決まる。今のところ12位を挟んだ上下6人ぐらいはまだどうなるか全く分からない状態。

デイル・アーンハート・ジュニア
予選で大失敗して40位。
キャリアワースト。ロードコースは不得意ではないので徐々に順位を上げるが、今回はレースの流れが悪く、アンダーグリーンのピットイン直後にコーション発生が2度あって、上がった順位を失う。

マーク・マーティン
過去20レース、リタイアしていない。
順位を争う他のドライバーよりも上位に入ることができ、12位に滑り込んだ。

ボリス・セッド
83号車。redbullのような良いチームで走れるのはハッピー。
10位以内に上がって順調にトップを狙える走り。しかし、トニー・スチュアートのイン側に強引に入った時にスチュアートにはじかれてスピンしてリタイア。


アンブローズ
ロードコースは得意。今シーズンは昨年よりも順位がよくない。来シーズンのことはまだ決まっていない。
最後のリスタートまではモントーヤについて2位だったりトップだったりしていたのに、最後のリスタートで順位を落としてしまい3位。

フアン・パブロ・モントーヤ
インディでは勝利に手が届きながらクラッシュ。
ロードコースは得意であり、これまでの勝利はロードコースでのもの。
圧倒的にトップを走って最後には大差でチェッカー。今シーズンは流れが良くなかったがここで久しぶりの1勝をあげた。


ジミー・ジョンソン
上位には上がれず10位から15位ぐらいをうろうろ。クラッシュしてかなり下位に沈む。
クラッシュの原因は後ろにいたカイル・ブッシュとの接触のようだった。TVではどの車と当たったのかははっきり分からず。
レース後のインタビューでは「ジェフ・ゴードンとカイルの接触が原因だったみたいだね。」と。車が決まっていなかったようだ。このとき、ジェフ・バートンとカイル・ブッシュがサイドバイサイドで走っていて、「まだこの二人はもめているので、頑張っているところにジミー・ジョンソンが入ったのかも」(福山)


右回りコース
ピットロードの走行方向が逆になる。
ピットクルーの動きが逆になる部分があるので慣れていない。
「タイヤがぱたぱた倒れるなんて普通は見ないですね。」(福山)
練習はしているのだがやはり通常の動きほどの慣れはなさそう。

チームの一週間
G+の番組では、レースの合間のアメリカの放送でコマーシャルをやるような時間に小さい番組をやる。今回はチームの一週間の動き。
月曜日は休んで
火曜日 基本セッティング開始整備。
水曜日 ドライバーはマシンセッティング確認。PM 運搬用ホーラーが出発した。
木曜日 移動日 (午前中はセッティングをする場合も)
金曜日プラクティス
土曜日 ファイナルプラクティス。予選。
日曜日 決勝