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2013/08/15

柴田 元幸, 高橋 源一郎 「小説の読み方、書き方、訳し方」

二人の著者の対談集。
とにかく二人ともかなりの量の本を読んでいる。それでも、柴田元幸は、たくさんの本を読みその中から「これは訳すべきだ」と判断して訳しているというよりも、読んで気に入ったものを訳している、らしい。

最近は小説がなんとなく力を失ってきているような気がする。そのこと、というか、日本で書かれた小説についてやや外部的な視点から語っている。

たとえば、小説というものはなくなるか、という問いに対して、

小説は、等身大の人間が出てきて何かを行うという形の言語表現なんです。これが存在価値を失い、消滅して、この世界の中でまったく意味を失うとは、僕には思えないのです。
...
我々の中に「本当のものはどこにあるか」とか「生きているとは何か」とか、なにより「人間とは何か」という問いがある限りは小説は求められ続けるはずです。
その問いがなくなったら小説はなくなるだろうし、詩もなくなるかもしれない。その問いに答えられる能力を持っているものが小説なのだ、と高橋源一郎は言う。


この本の最後の方に出てくる 60冊(両者で30冊ずつ)の小説のリストには、読んだことのある本がほとんどなかった。日本の小説を海外の人に紹介するとしたら、という設定で選んでいるからいわゆる名作ではないし、すでに知られているものはあえてはずしているという特徴もある。

このリストと選択の理由を語る対談では、高橋源一郎が、リストの最後に入れてある綿矢りさの作品について「(以前に対談した保阪氏が)「これで近代文学は息の根を止められたね。」とおっしゃっていましたが、僕も同感です」と言うところがある。
これについてのコメントが興味深かった。


2013/08/13

[lenovo] [11万円台] IdeaPad Yoga 13 (クレメンタインオレンジ)

インターネット上のニュースクリップや動画を見ることが増えると、ノートPCをいちいち立ち上げるのが面倒になる。

最初に思いつくのがタブレット端末なのだが、Huluのサポート対象端末が少ない。サポートされていない端末ではアプリが入らないという。 ならば、扱いの良いノートPCはどうだろうと探すとかなり高価。

使い方を考えるとハードディスクは避けたいし、電源コードも常時使うのは邪魔になる。
そこでいろいろな作業はしないから大量のストレージはなくてもかまわないし、動画再生性能が優先される。

職場でしばらくSSD内蔵のPCを使っていたら、立ち上がりが速く、圧縮や解凍、ビルドも高速だった。

lenovoのノートだとIdeaPadのラインナップが候補になる。
クーポン使って11万円。 うーん。この金額があれば、二輪大型免許取得できるかも....

SSDで13.3液晶のノートPCだけをもってHuluやCNNの動画をゆっくり視聴する、という生活にはそれなりにお金が必要。


IdeaPad YOGA 13
■「IdeaPad Yoga 13 (クレメンタインオレンジ)」 - 59369774  
CPU:インテル Core i5-3337U プロセッサー(1.80GHz)  
OS:Windows 8 (64bit)  
ディスプレイ:13.3型HD+液晶 (1,600x900 LEDバックライト マルチタッチ)  
RAM:4GB PC3-12800 DDR3 (1スロット使用)  
HDD:128GB ソリッド・ステート・ドライブ  
ワイヤレス:Lenovo BGN Wireless  
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販売価格 :¥128,100 ( クーポン適用価格 :¥110,166)