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2014/09/25

[a8イベント] いい快互服 -- 臭いを消す下着

a8イベントで、面白いデモンストレーションをしていた。


この容器にはアンモニアの気体を少し入れてあり、そこに下着を入れて容器を振っているところ。

30回ほど振った後、容器のふたを取ると、アンモニア臭が消えていた。(おそらく、人間に感じない程度には残っているかもしれないが、最初の目にしみるような臭気はなかった)


この下着はDeolというブランドで販売している消臭機能のある下着。

体の臭いはなかなか気が付かない。加齢臭や40代のオヤジは耳の後ろがクサい、などなど、日本では臭いは消すほうがいいという流れになっている。入浴すれば消えるというものでもないし、時間がたって午後になると強くなるのはどうしようもない。

一方、一般の店で売られている消臭下着はアンモニアを分解してしまうほどの効果はなく、ちょっと楽になったかな、程度のものが多い。

もっと強力なものはないのかと気になる人は試してみたい商品だろう。シャツの価格は8000円。 説明を聞いていた他の方からは、「8000円なの?!」という反応もあれば、「悩んでる人は買うでしょうねぇ。」という方もいらっしゃった。

自社開発の技術なのですか? と伺うと、

うちはもともと印刷業でした。 ある大手の企業から、使ってみないかと言われたのがこの繊維でした。 インターネットでだけ販売しているので当初(SEO業者など)いろいろと痛い目にもあいました。 でもスタッフのノウハウが蓄積されて今ではアドバイスができるぐらいにはなりました。 資料にもそのノウハウがあるのでご活用ください。 

とのこと。「 シャツが破れたら箪笥にかけてください。箪笥の消臭になります。 はぎれは靴に入れておくと良いですよ」とおしえていただいた。


2014/09/21

[a8イベント] Oneme store

a8.netのイベントに出展していたKDDIグループのガジェット販売ウェブストア。Oneme

仕入れの目利きが良い。どの商品も奇をてらってはいないがデザインや機能に「ひねり」を感じる。 いいなあ、と思ったのが会場で展示されていたベルソー(Berceau)というブランドのPC用バッグ。



トートのような形で、持ち手、縁の仕上がり、底に打った金具、内ポケットのサイズとデザイン、などの工夫が詰め込んである。日本製で限定30個だそう。本革を使っているので10年ぐらいたつと味が出てくる、と、持つ人を選ぶ商品だ。


価格は44000円とのことで、自分にはちょっと手が出ないが、ストアに出るとすぐに売れたそうだ。
  同じものは伊勢丹でも売っている、と仕入れ担当の方が教えてくれた。商品の上質感が伊勢丹でも高評価だったのだろう。

最近は、ノートPC, タブレットなど本体の他に、バッテリー、電源用コード、USBメモリ、SDカードなど一まとめにしておきたいものが増えてきたので、普通のかばんの形よりもこのバッグのようなトートバッグ風なものがいいのではないか。

他にも、スマートフォン用のバッテリーのようなコモディティーに関しても、デザインが面白いものを販売されている。



OneMeはもともとは独立系の企業としてスタートし、その後KDDIグループになった。
KDDIグループの個人向けビジネスの一つとして位置づけられているようだ。

ストアばかりではなく、blogもなかなか面白い。

お話を伺った宣伝広報(右)と仕入れ担当(左)の方。

いろいろと面白いお話、ありがとうございました。

2014/09/15

水木悦子、赤塚りえ子、手塚るみ子 「ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘」

三人がそれぞれにプロダクションの社長だったり、フリーな立場で作品のコラボレーションを企画制作している。 企業の二代目が先代をついで社長になる、や、スポーツ選手のこどもが親と似たような競技生活に入る、というのとは違う「まんが家の娘が親の作品に仕事としてかかわる」とは本人にとってどういうことなのか、というところが面白い。 手塚るみ子  手塚プロとは独立な立場でコラボレーション作品制作など。 水木悦子  いわば自然な流れで水木プロへ。 赤塚りえ子  急遽、帰国して社長に。 それぞれの家庭は親であり作家でもある父親の仕事環境の影響を大きく受けている。多くの子どもが経験する親からの独立という課題に、偉大なまんが家である親との距離のとり方というややこしい問題がプラスされていて、本人は苦労があったのだろうなあ。手塚真が父親を「手塚治虫」としてみていた、らしい。
手塚 どこの家庭でも同じようなことはあると思うんですよね。父親が先に死んだとき、子供は父親が残したものを持って自分の道を歩いていかなくちゃいけない。あの毛皮は父の遺した遺産なんですよ。
この「毛皮」とは「ジャングル大帝」に出てくるエピソード。 「ジャングル大帝」に限らずアニメのイメージが強く、どの作品も完全版をまんがで読み通したことはない。 本の中で、三人が親の作品を読んでほしいと強く思っているのは、そういうことなんだろう。 この本は自分にとっては、それぞれのまんが家の作品に興味を持つ導線としても読める。三人がそれぞれ選んだ短編も所収。どれも読んだことがなく、「こんな作品も書いていたのか」という驚きがあった。